原田智総(第15旅団長・陸将補)|第31期・陸上自衛隊

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原田智総(はらだ・ともふさ)は昭和39年11月5日生まれ、鹿児島県出身の陸上自衛官。

防衛大学校31期の卒業で幹候68期、出身職種は通信だ。

 

平成28年7月(2016年7月) 第15旅団長・陸将補

前職は陸上幕僚監部運用支援・情報部長であった。

なお、第15旅団長としての指導方針は以下の通り。

 

【要 望 事 項】県民とともに

(画像提供:陸上自衛隊第15旅団公式フェイスブック

2019年1月現在、第15旅団長を務める原田だ。

第15旅団は那覇に所在し、文字通り我が国の国防の最前線である沖縄とその島嶼部を警備担当区域とする。

もちろんその中には尖閣諸島も含まれ、ミサイル部隊の拠点となる予定の石垣島、宮古島の防衛も大きな課題だ。

これらを含めて、2019年現在においてもっとも実戦が生起する可能性が高い地域を護る部隊と言って良いだろう。

 

その15旅団を任される原田だが、現職への着任が28年7月であったことを考えると、すでに2年半以上に渡り務めていることから、やや異例の長さとなっている。

おそらくこれは、2019年1月現在において、沖縄地方の防衛体制に大きな動きが見られるためではないだろうか。

すなわち、石垣島と宮古島の双方に、陸上自衛隊の新しい駐屯地を整備する計画が佳境を迎えているためであり、原田を動かしづらいという事情があると思われる。

 

なお当サイトでは繰り返し言及している話題だが、石垣島と宮古島の双方に陸自の駐屯地が整備されると、東アジアはもちろん、太平洋全域に渡る日米の安全保障環境は劇的に改善する。

というよりも、この地域における海上優勢、ひいては航空優勢にもつながる非常に大きなインパクトが有るのだが、その事を十分に理解する国民は決して多いとは言えない。

正直、「戦闘機で戦争の勝敗が決まる時代に、あんな離島に陸自のちっぽけな基地を作って何になるのか。」くらいに思われているのが実情だ。

しかしそれはとんでもない事実誤認であり、繰り返すが、この2つの島に陸自の駐屯地ができると、日本の防衛網は非常に強力なものとなることは確実だ。

 

その詳細はこちら、

防衛省・自衛隊の沖縄新ミサイル基地建設 本当の目的はどこにあるのか

で詳述しているのでここでは避けるが、これら駐屯地の完成が意味するものは、要するに「第一列島線」の内側に、中国人民解放軍を封じ込める体制の構築が完了する事と同義ということだ。

なお第1列島線とは、九州南部から台湾までの南西諸島を線で結んだ地域を表し、中国が太平洋の覇権を握るために、最初に突破することを企図している軍事目標ラインとなる。

逆に言えば、中国海軍の艦船が太平洋で自由に行動するためには、当然このラインを突破しない限り、いつまで経っても東シナ海を遊弋するだけのドメスティックな艦隊に過ぎない。

 

そこで、沖縄を始めとした南西諸島の防衛を固められることを中国は嫌い、これを阻止するためにさまざまな政治工作を仕掛けているというのが現在の沖縄の情勢だが、それも間もなく、石垣と宮古に新たに陸自の駐屯地が整備されることで、一定の区切りを見るだろう。

その大事な仕事にあたっているのが原田であり、その佳境にあってなかなか現職を離れることができないのではないだろうか、というのが2019年1月の状況だ。

2018年12月には沖縄地方協力本部が放火されるなど、この地における「運動勢力」の活動はますます異常さを増している中での、本当に大変な任務である。

ぜひ、その最前線に立つ原田の活躍に注目してほしい。

 

ではそんな重要なポストで大きな責任を担っている原田とは、これまでどのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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8件のコメント

今回の3月の異動で陸将に昇任され、総隊司令部幕僚長にご栄転されています。

はい、承知しております!
次の更新の際に、記載させて頂きますね。
ありがとうございました。

大変失礼いたしました
m(_ _)m

修正しましたので、ご確認下さいませ!
/)`・ω・´)

104基地通信大隊(現104基地システム通信大隊)は伊丹であってますよ
健軍にあるのは102基地システム通信大隊です

伊丹の基地通信大隊は103でした。今は基地システム通信大隊になり番号が104になってます。

やっぱりそうですよね・・・
自信ないから健軍に書き換えちゃった(泣)
改めて、伊丹に戻しておきます!
/)`・ω・´)

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