岡山県に所在する陸上自衛隊の精鋭・第13旅団隷下の主力部隊が集結する日本原駐屯地で、2017年度も例年通り、楽しみなイベントが開催される。
日本原駐屯地創設52周年記念行事2017だ。
日本原駐屯地には、第13特科隊、第13戦車中隊、第13高射特科中隊、第13後方支援隊が駐屯しており、盛りだくさんの内容で創設記念祭を楽しむことができるだろう。
なおこれらの部隊を少し解説すると、特科とは大きな大砲や地対艦ミサイルなどを撃つ部隊のことで、我が国に侵攻しようとする敵性勢力を遠距離から攻撃・無力化する部隊のことだ。
戦車中隊は言うまでもないだろう。我が国に侵略を試みる敵を、その圧倒的な火力で直接照準し、その意図を挫くことを目的にする。
高射特科とは先の大戦で言うところの対空砲火を行う部隊であり、21世紀の今は誘導ミサイルを使い敵の戦闘機を撃墜する他、空対地ミサイルや弾道ミサイルも迎撃する能力を持つ。
後方支援隊とは、運動部で例えると頼りになるマネージャーだ。食事の準備や洗濯、さらに風呂の設営までしてしまう部隊であり、災派(災害派遣)の際に野外に風呂を作ってしまうあの凄い仕事は、この部隊がこなしてしまう。
まるで師団レベルのお祭りのように、いろいろな職種が一同に会している日本原駐屯地の創設記念行事なので、FH-70(大きな大砲)や74式戦車の空砲射撃などはもちろん、装備品の展示でも楽しむことができるだろう。
なお今回のお祭りでは、2016年に初めて陸上自衛隊に調達が開始された16式機動戦闘車もお目見えする。
この戦車のような、それでいてキャタピラがない車は、都市部におけるゲリラ攻撃に対応するために開発された軍用車で、我が国の都市機能を守るために極めて重要になる戦力として期待されている。
おそらくこの車を写真にとり、正式名称とともにブログにアップしたらアクセスアップは間違いなので、ぜひ試して欲しい。
前置きが長くなってしまったが、気になる駐屯地祭の日程は2017年10月1日(日)の9:00~15:00。
この時間帯は駐屯地が開放され、誰でも自由に出入りすることができる。
またスケジュールだが、駐屯地祭の場合、時間割が公表されるイベントのほうが少なく、日本原の場合も詳細は発表されていないので、モデルケースとして以下のような流れになると思われるので紹介をしておきたい。
参考にして足を運んで貰えれば幸いだ。
駐屯地開放 9:00~15:00
記念式典 10:00~10:45
観閲行進 10:45~11:15
子供広場 9:00~14:00(エアバルーン遊具の設置など)
戦車試乗会 11:45~14:00
※先着順での要整理券
なお、模擬店の設置は予告されておらず、子供広場の予告もないので、これらは期待できないかもしれない。
とはいえ、この2つがないと午前中のメインイベントが終わった後に駐屯地で何をしろと言うのかという疑問もあり、とりあえず行ってみなければわからないのが正直なところだ。
公式発表が無いので、とても恐縮だがこの内容でお許し願いたい。
一年で一番過ごしやすい気候の中で、気持ちのよい山並みに囲まれた日本原駐屯地。
ぜひ足を運んで、自衛隊の精鋭たちが繰り広げる観閲行進や模擬戦闘訓練に、声援を送ってみてはどうだろうか。
【イベントデータ】
名称:日本原駐屯地創設52周年記念行事
開催場所:陸上自衛隊日本原駐屯地
所在地:岡山県勝田郡奈義町滝本官有無番地
開催日:2017年10月1日(日)
開催時間:9:00~15:00
問合せ先:0868-36-5151(広報室)
料金:無料
駐車場:無し
Web:日本原駐屯地公式Webサイト
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【注記】
このページに使用している画像は、防衛省のルールに従い防衛省のHPから引用。
※画像は、軽量化やサイズ調整などを目的とし、オリジナルからトリミングし切り取って加工し用いている。
【引用元】
防衛省陸上自衛隊 飯塚駐屯地公式Webサイト(イベントチラシ)
http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/13b/nihonbara/toppage.htm
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