森本英樹(もりもと・ひでき)|第42期相当・第7偵察隊長

森本英樹(もりもと・ひでき)は昭和45年10月5日生まれ、北海道出身の陸上自衛官。

部内から平成10年(1998年)に幹部候補生に選抜されているため、防衛大学校第42期と同期にあたる幹部ということになる。職種は機甲科だ。

平成31年3月(2019年3月) 第7偵察隊長・2等陸佐

前職は函館地方協力本部募集課長であった。

なお、第7偵察隊長としての指導方針は以下の通り。

【統率方針】「所命完遂」

【要望事項】「役割を果たそう」「強い精神と体力の錬成」

(画像提供:陸上自衛隊第7偵察隊公式Webサイト

(画像提供:陸上自衛隊第7偵察隊公式Webサイト

2019年7月現在、第7師団隷下にあって第7偵察隊長を務める森本だ。

第7師団は別名、第7機甲師団と呼ばれるように、極めて充実した機甲科戦力を、その戦力の特徴とする。

機甲科の戦力が削減される昨今の我が国の防衛予算の環境の中にあって、その役割はますます重要になっている。

近い将来、主力戦車部隊はおそらく北部方面隊のみの配属となり、第7機甲師団の存在意義はますます重要なものとなっていくだろう。

後述するが、森本のキャリアはその第7師団と多くの時間を共にして、そして我が国の機甲科を代表すると言っても良い、極めて充実した経歴を誇っている。

さて、そのような我が国を代表する最精鋭機甲科部隊において偵察部隊を率いる森本だが、いろいろな意味で、この第7偵察隊は非常に特別な存在だ。

そもそも、偵察部隊という職種は陸自の数ある部隊の中でも、非常に過酷な任務を担うことが想定されている。

レーダーや様々な観測機器が充実した21世紀の戦闘においても、やはり敵情を正確に把握し、味方の目となり耳となるのは、実際に敵に肉薄する隊員からもたらされる情報によるところが極めて大きい。

そして実際に、彼我の戦力が会敵する前に、偵察部隊は非常に少数の戦力のみで敵の陣中深く切り込む任務を託される。

時に十数時間もたった一人で、敵の支配地域の真っ只中の草むらで、目立たぬように気配を殺し潜む訓練なども行うなど、心身ともに精強な幹部曹士にしかできない任務を帯びることもある。

加えてこの第7偵察のヤバいところは、偵察部隊であるにも関わらず、90式戦車が配備されていることだ。

もちろんこれは威力偵察が目的だが、それにしても90式戦車で本当に威力偵察で帰ってくるつもりがあるのだろうか。。

あんな目立つ、ガタイのヤバいヤツで威力偵察を行うなど、敵の主力を誘出することを目的に味方の主力を偽装する任務も帯びているとしか思えない(汗)

なんなら、敵の勢力が想定以上に小さければ、そのまま殲滅することもやらかしそうだ。

実際に、戦況に応じ現場判断で、それら全ての任務を想定し任されているのだろう。

第7偵察隊とは、それほどまでにヤバい連中である。

なお陸自の中で、このような戦闘偵察小隊が編成されているのは、実はこの第7偵察隊だけである。

意外なようだが、本格的な威力偵察を想定し訓練を積んでいるのは森本率いる第7偵察隊だけであるということだ。

それだけに、万が一我が国が敵性勢力の上陸を許すような事態になれば、第7偵察隊は高い損耗率を覚悟で、真っ先に敵性勢力のど真ん中に潜入し、あるいは攻撃を敢行し、味方の目となり耳となる、ヤバイ覚悟を持った連中ということである。

ぜひ、偵察隊にある幹部曹士が持つそのような非常な覚悟にも、思いを馳せてもらえれば幸いだ。

では、そんなヤバい連中のトップに立つ森本とは、これまでどのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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