【イベント】陸上自衛隊第12旅団・相馬原駐屯地創設記念行事2018

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平成30年度(2018年度)、春の陸自イベントシーズンが幕を開けた。

そんな中、4月の第2週のラストを飾るのは、陸上自衛隊第12旅団創立17周年・相馬原駐屯地創設59周年記念行事だ。

北関東の陸自イベントとしては最大規模で、もっとも楽しみな記念行事の一つである。

 

気になる開催日などは以下のようになっている。

開催日:2018年4月14日(土)

開門:8:00~15:00

開催場所:相馬原演習場飛行場地区

 

なお、タイムスケジュールは以下の通りだ。

 

8:00 開門

8:00~14:30 野外売店

9:00~14:30 高機動車試乗(※雨天の場合は中止)

10:00~11:20 観閲式

11:20~11:50 訓練展示

0:50~14:30 装備品展示

 

駐車場だが、第12旅団のイベントでは一般向けにも駐車場が用意されている。

榛東スポーツアリーナもしくは相馬原演習場が開放され、シャトルバスの運行もあるので、そちらを利用すると良いだろう。

榛東スポーツアリーナから相馬原演習場飛行場地区までは2km余りなのでシャトルバスが便利だが、健脚であれば20分で歩ける距離だ。

シャトルバスが待ちきれない場合、のんびりと歩いてみも良いかも知れない。

 

 

なお、2018年4月現在で第12旅団を率いるのは、第1空挺団長などを歴任した普通科の猛将・岩村公史(第29期)だ。

3等陸佐で若手のエースだった頃には第1空挺団で中隊長を務め、1等陸佐時代にはイラク復興支援隊長の大役をこなし、陸将補に昇ってからは中央即応集団の副司令官や第1空挺団長を務めるなど、そのキャリアは極めて充実している幹部である。

そしてその岩村が預かる第12旅団は、我が国で唯一の空中機動旅団と呼ばれる精鋭集団だ。

その隷下には充実した航空戦力が揃えられており、あらゆる事態に対してその高い機動力を活かし、即応できる態勢を整えている。

イベント当日は、この岩村のスピーチにもぜひ注目し、楽しみにして欲しい。

 

なおイベントに足を運ぶ人にはぜひ、知っておいて欲しいことがある。

第12旅団といえば、自衛隊好きの人には記憶に新しいかも知れないが、2018年1月23日にとても悲しい事故があった部隊だ。

この日午前、突然噴火を起こした草津白根山が吐き出した無数の噴石が、雪中訓練中の自衛官や一般スキー客を次々に襲った。

この際に、部下に覆いかぶさり噴石の直撃を受け殉職した伊澤隆行・3等陸尉(享年49歳)は、第12旅団隷下、第12ヘリコプター隊の所属であった。

あの悲劇からまだ3ヶ月も経っていないとは驚くばかりだが、第12旅団の第12ヘリコプター隊といえば、2014年に発生した御嶽山での噴火災害でも、先頭に立って救助活動を行った精鋭中の精鋭部隊である。

 

楽しいイベントの合間にも、この12旅団とはどれほど誇り高い隊員たちによって磨き上げられている組織であるのか。

そして任務の中で、自らの危険を顧みずに部下を庇い殉職をした誇り高い隊員がいたことを、どうか思い出して欲しい。

事故がなければ、このイベント当日に会場の中で、中心的役割を果たしていたはずの伊澤3尉である。

改めて、そのご冥福を心からお祈りし、生前のご活躍に感謝を申し上げたい。

 

【イベントデータ】

名称:相馬原駐屯地創設記念行事  

開催場所:相馬原演習場飛行場地区 

所在地:群馬県北群馬郡榛東村新井1017-2 

開催日:本文参照          

開催時間:本文参照         

問合せ先:0279-54-2011(旅団広報室)

料金:無料             

駐車場:本文参照          

Web:第12旅団公式イベントサイト  

 

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【注記】

このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。

※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的に加工して用いているものがある。

【引用元】

防衛省陸上自衛隊 第12旅団公式Webサイト(イベントチラシ)

http://www.mod.go.jp/gsdf/eae/12b/

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5件のコメント

ここをお読みの方に。
この祭りは第12師団時代から桜の咲く時期に合わせて執り行われていました。
なので通称『相馬原の桜祭り』と言われています。
今年の桜前線は全国的にペースが速すぎで、まるで自衛官の間稽古みたいですね。
本日(4月9日)現在、葉桜を通り越して葉っぱ満開の様です。
その辺りをご理解の上お出かけください。

その場に腕立て伏せ様、コメントありがとうございました。
現地状況のご連絡、感謝します。
本当に今年の見頃はあっという間でした。
その分、3月で退役された自衛官の皆様にとっては、とても思い出深い退役の門出の桜になったようです。

ところで、”間稽古”は今も行われているのでしょうか。
いろいろと働き方に厳しい時代。
ハードルがありそうです。
古い自衛官や元自衛官の方であれば、その状況についてもいろいろと思いはありそうですね。

>ところで、”間稽古”は今も行われているのでしょうか。

下記リンクを読み進めていくと途中に書いてあります。
このサイトは笑ってしまうくらい合ってます(笑)
まあ、学校と名の付く所や〇〇教育隊とか称する所では今でもあると思います。
一般部隊でまだあるか?と聞かれても、私自身が昔の人間なのでわかりません(笑)

http://dic.nicovideo.jp/a/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%20%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%B7%A5%E7%A7%91%E5%AD%A6%E6%A0%A1

生々しいサイトですね、出身の方が書いてるのは間違い無さそうです。
その場に腕立て伏せ様、もしかして少年工科学校出身でしょうか、カッコイイ・・・。

カッコイイ?こちらとしてはそう思われているのが不思議ですね。

このサイトに載っている人の中にも先輩後輩や同期がおり懐かしく見ては居ますが、本人が公開しているプロフィールに書いていない限りはとりあえず黙っておきます。
もしかしたら出身を明かさないのは、先輩が部下だったり後輩が上司だったりした場合に要らぬ気を遣って面倒になるからじゃないかと勝手に推測しています。

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