古庄信二(第1師団司令部幕僚長・1等陸佐)|第33期・陸上自衛隊

古庄信二(ふるしょう・しんじ)は昭和40年4月14日生まれ、熊本県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第33期の卒業で幹候70期、職種は普通科だ。

平成28年12月(2016年12月) 第1師団司令部幕僚長・1等陸佐。

前職は派遣海賊対処行動支援隊第5次要員司令であり、ジブチ共和国で指揮を執った。


(画像提供:陸上自衛隊中央即応集団公式Webサイト


(画像提供:陸上自衛隊中央即応集団公式Webサイト

2018年8月現在、頭号師団の尊称を持つ、我が国の首都圏一帯の防衛を担当する第1師団で幕僚長を務める古庄だ。

防衛大学校時代は、陸自伝統のラグビー部に所属していた元ラガーマンでもある。

その第1師団、やはりあらゆる意味で、陸上自衛隊の中で特別な存在感を放つ。

兵庫の伊丹に所在し、京阪神地域を中心とした都市部の防衛を担当する第3師団とともに「政経中枢師団」と位置づけられ、その任務は首都圏の政治経済の中枢を防衛することだ。

そのため他の師団に比べ政治や事務方との付き合いも密であり、例えば国賓・公賓として来日した海外要人に対し、礼砲や儀仗で出迎えるのも第1師団の役割となる。

時節柄、これも特筆するべきであると思うが、2019年に予定されている天皇陛下の即位の礼で礼砲・儀仗を受け持つのは第1師団だ。

ただおそらく、古庄は2016年12月に現職に着任しているので、皇太子さまのご即位が予想される2019年4月には異動になっている可能性が高い。

この、歴史的国家行事を、第1師団幕僚長として迎えることができれば非常な名誉となるのは間違いないが、なんとか異動が長引けば、と言うところだろうか。

また第1師団は、都市防衛が主任務である政経中枢師団であるために、その装備も他の師団とは異なる特徴を有する。

一言でいえば、第1師団は軽武装を特徴とし、あらゆる都市型攻撃に対し被害の拡大を最小限に抑えるため、高い機動力で作戦目的地に速やかに到達する能力を重視する。

更には、広い戦場で大火力を用いた戦闘ではなく、建物内や都市の路地などで行われるCQB(Close Quarters Battle:近接戦闘)を想定した訓練を繰り返すなど、集団だけでなく個の能力の高さも求められ、必然的にその曹士は精鋭揃いだ。

また首都圏という性質上、国家や要人へのダメージを狙った攻撃も想定する必要があり、テロ、生物・核・化学兵器を用いた小規模かつ大きな被害が発生する事態にも備えなければならない。

あらゆる意味で、心身ともにタフな高級幹部にしか務まらないのがこの頭号師団たる第1師団の師団長であり、副師団長であり、幕僚長の要職だと言ってよいだろう。

では、そんな首都圏の防衛を託された古庄とはいったいどのような経歴を歩んできた幹部なのか。

少し詳細に、そのキャリアを見ていきたい。

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コメント

  1. YK より:

    柴田師団長の後ろを歩いているのは古庄1佐ではありません。帽子が尉官なので副官です。

    • ytamon より:

      YK様、ご指摘ありがとうございました、失礼しました!
      先程、文章を修正しておきました。
      ご指摘に感謝します!

  2. 関西人 より:

    即位の礼といえば、京都御所にある高御座が9月にも皇居に運ばれるようですね。
    前回は桂駐屯地からヘリコプターに載せて運んだのですが、今回は陸路で運ぶらしく、自衛隊の出番はないかもしれません。
    輸送科職種というのは人や物を必要な時に必要な場所へ運ぶという兵站の要であります。
    輸送科をもっと紹介していただきたく思います。

    • ytamon より:

      関西人様コメントありがとうございます。
      あら、本当ですかガッカリ。。
      輸送科についてはその重要性、全く同感です。
      ご紹介できた幹部は余り多くないですが、輸送科の幹部をご紹介する時は私も、同じ思いです。
      今後も、積極的にご紹介できるよう頑張ります!