岩名誠一は昭和39年8月28日生まれ、新潟県出身の陸上自衛官。
防衛大学校第32期の卒業で幹候69期、出身職種は機甲科だ。
平成30年8月(2018年8月) 東北方面総監部幕僚副長・陸将補
前職は第11旅団副旅団長兼ねて真駒内駐屯地司令であった。
(画像提供:小島肇・元2等陸佐)
(画像提供:陸上自衛隊真駒内駐屯地公式Webサイト)
2018年8月現在、東北方面総監部の幕僚副長を務める岩名だ。
2018年夏の将官人事で陸将補に昇り、最初のポストとしてこの要職を任された、生粋の戦車屋である。
なお先に、画像提供のお礼を申し上げておきたい。
この記事では、陸上自衛隊公式サイト以外に小島肇(第19期)・元2等陸佐からも岩名陸将補の画像をお借りしている。
北部方面隊を中心に活躍をされた元幹部で、現役時代は自衛隊の諸活動を映像化する先駆けとして活躍し、定年退官後は映像作家して起業。
メジャー出版社から自衛隊のDVDを発売されるなど、その道では知らないものがいない、成功されている経営者である。
なお、その小島元2陸佐が運営されている会社はこちら。
退役後にあっても、後輩たちの数々の活躍を「感動映像」として取りまとめ、もって自衛隊に対する国民の理解を深め、非常な功績を上げ続けている元幹部だ。
自衛官の第二の人生には、こんな素晴らしい生き方もあるのかと教えてくれる、敬愛すべき元自衛官である。
その活躍や映像と併せてぜひ、注目して欲しい。
岩名のご紹介に戻りたい。
生粋の戦車屋で、機甲科の聖地である北部方面隊を中心に現場指揮を重ねてきた幹部である。
その職種部隊勤務は驚くほどに北方(北部方面隊)ばかりであり、北方以外の職種部隊勤務は平成9年の富士学校機甲科部くらいだ。
また中央では、陸幕(陸上幕僚監部)で防衛や人事を。
統幕(統合幕僚監部)では総務課長を務めるなど、その守備範囲は非常に幅広い。
また平成23年12月からは京都地方協力本部長を務めるなど、そのキャリアは「人」を扱う領域での強みが目立つものとなっている。
そして、北海道は札幌に位置する真駒内駐屯地で第11旅団副旅団長を経て、2018年8月に陸将補に昇り、東北方面総監部幕僚副長に着任した。
非常に豊富な現場経験を積み上げた上での、非常に頼もしい将官昇任であり、その東北方面での活躍には、非常に期待が集まるところだ。
では、そんな岩名のこれまでの活躍にはどのようなものがあるのか。
同期である32期組の動向と併せ、少し詳細に見ていきたい。
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