久保勝裕(陸上幕僚監部募集援護課長・1等陸佐)|第38期・陸上自衛隊

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その久保が陸上自衛隊に入隊したのは、平成6年3月。

1等陸佐に昇ったのが25年1月だったので、38期組1選抜(1番乗り)となるスピード出世だ。

2等陸佐の時には、陸上幕僚長の副官を務めるなど、中央での活躍も目立つ38期高射特科のエースである。


(画像提供:陸上自衛隊第15高射特科連隊公式Webサイト


(画像提供:陸上自衛隊第15高射特科連隊公式Webサイト

その久保の原隊(初任地)は、兵庫に所在する第8高射特科群。

その後、第10高射特科大隊や第1高射特科大隊の大隊長などを務め平成28年からは第15高射特科連隊長兼ねて八重瀬分屯地司令など職種部隊での要職を歴任。

また一方で、愛知地方協力本部での勤務や、中央では陸幕の人事部での勤務が多く、特に募集援護課では総括班長と、課長職を務めている。

自衛官の採用と援護(再就職支援)の道でも、すっかり存在感を確立したキャリアと言ったところだ。

 

なお、陸上幕僚長の副官を務めていた時期ははっきりしないが、少なくとも、第1高射特科大隊長に着任した22年3月から1等陸佐に昇った25年1月の間であることは確実だ。

そうなると、第32代の火箱芳文(第18期)か、第33代の君塚栄治(第20期)のどちらかということになるが、いずれにせよ東日本震災後のもっとも厳しい時代に、陸上幕僚長を支えていたことになる。

おそらく、自衛隊が経験したもっとも大きな国難の渦中にあって、最高責任者の数々の決断を間近で目撃したことだろう。

そう言った経験値も、今日の久保の大きな財産になっているに違いない。

 

では最後に、その久保と同期である38期組の動向についてご紹介を・・・したいところだが、38期組は2019年夏の将官人事で、最初の陸将補が選抜される年次にあたる。

そのため2018年9月現在では、久保を含め1選抜であっても1等陸佐が出世頭ということだ。

そのためその数はとても多く、ご紹介については割愛したい。

いずれにせよ久保は、2019年に陸将補に昇る年次であって、2020年代後半にかけて我が国の国防の中心的役割を果たしていくことになる世代である。

その活躍は要注目であり、今後とも変わらずに応援をしていきたい。

 

※文中、自衛官および関係者各位の敬称略。


(画像提供:陸上自衛隊第15高射特科連隊公式Webサイト

◆久保勝裕(陸上自衛隊) 主要経歴

平成
6年3月 陸上自衛隊入隊(第38期)
年 月 第8高射特科群(兵庫県)
年 月 調査学校付(東京都)
年 月 第10高射特科大隊(愛知県)
年 月 幹部学校付指揮幕僚課程(東京都)
年 月 自衛隊愛知地方協力本部(愛知県)
年 月 陸上幕僚監部人事部(東京都)
22年3月 第1高射特科大隊長(静岡県)
年 月 陸上幕僚長付副官(東京都)
25年1月 1等陸佐
年 月 幹部学校付防衛研究所一般課程(東京都)
年 月 陸上幕僚監部人事部募集援護課総括班長(東京都)
28年8月 第15高射特科連隊長兼ねて八重瀬分屯地司令(沖縄・八重瀬)
29年12月 陸上幕僚監部人事教育部募集・援護課長

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