牛島弘樹(西部方面特科隊長・1等陸佐)|第33期・陸上自衛隊

牛島弘樹(うしじま・ひろき)は昭和40年11月5日生まれ、大阪府出身の陸上自衛官。

防衛大学校第33期(電)の卒業で幹候70期、職種は野戦特科だ。

平成30年8月(2018年8月) 西部方面特科隊長兼ねて湯布院駐屯地司令・1等陸佐

前職は北部方面総監部総務部長であった。


(画像提供:陸上自衛隊湯布院駐屯地公式Webサイト


(画像提供:陸上自衛隊第1特科団公式Webサイト

2018年9月現在、西部方面特科隊長兼ねて湯布院駐屯地司令を務める牛島だ。

ある意味において、2018年3月に実施された陸自大改革でもっとも生まれ変わった部隊であり、再編された駐屯地と言っても良いかも知れない、由布院を預かる。

何と言ってもその目玉は、やはり同駐屯地に水陸機動団が新設され、我が国の島嶼部防衛に歴史的な「殴り込み部隊」を保有したことだ。

そして西部方面特科隊は、MLRS(多連装ロケットシステム)と第5地対艦ミサイル連隊からなる、敵性勢力の着上陸阻止を担う部隊となる。

水陸機動団は陸上総隊の直轄であり牛島の隷下にはないが、両部隊が矛と盾になり、島嶼部有事が発生した際の初期防衛力の主力になることは間違いないであろう。

牛島が預かるのは文字通り、国防の最前線にあり、また我が国の平和を守る最大の抑止力を誇る部隊である。

一方で、この地対艦ミサイル部隊を含む野戦特科の動向についてだ。

野戦特科は、大火力のFH-70といった野砲を中心に近年、大幅にその部隊が縮小され、また方面隊直轄部隊として再編される動きが続く。

それはここ、国防の最前線である西部方面隊でも同様で非常に残念なことではあるが、その一方で新たに地対艦ミサイル中隊が新設されるなど、組織も装備もさらに再編する動きが続いている。

あるいはその一環であろうか。

現在西部方面隊隷下には、有事の際に方面隊直轄として動く特科部隊が2つある。

1つは牛島が率いる、主に海上の敵性勢力を駆逐することを企図した西部方面特科隊。

もう一つが、栗木幹雄(第39期)が率いる、FH-70を主力とする面制圧を目的とした西部方面特科連隊だ。

しかしながらこの西部方面特科連隊。

2018年9月現在で、近い内にその隷下に地対艦ミサイル部隊を新設することが決まっている状況にある。

言ってみれば、統合再編が進む野戦特科部隊の流れに反し、方面隊直轄に同じ機能を持つ2つの部隊が誕生することになるわけだが、一方でこちらの画像だ。


(画像提供:陸上自衛隊第8師団公式Webサイト

こちらの画像は、西部方面特科連隊新編記念除幕式に見える、エンブレムを拡大したものだ。

ご覧の通り、西部方面特科連隊が所在する北熊本駐屯地とえびの駐屯地に加え、久留米と湯布院の各駐屯地にも、所在を示す星が打たれている。

2018年9月現在、西部方面特科連隊には、久留米と湯布院に隷下部隊は存在しない。

あるいはこれは、西部方面特科連隊が由布院(西部方面特科隊)を近い将来に吸収し、再編することを企図したものではないだろうか。

なお、久留米に所在する第4特科連隊は、2018年度末をもって廃止され、西部方面特科連隊の隷下に入ることが決まっている状況だ。

そう考えるとあるいは、牛島が率いる西部方面特科隊も近い将来、西部方面特科連隊に吸収される形で更に再編が予定されていると考えるのが妥当だろう。

国防の最前線を預かる西部方面隊ではまだまだ当面の間、大きな動きが進みそうだ。

ではそんな、再編の渦中にある我が国の要衝を預かる牛島とは一体どのようなキャリアを歩んできた幹部なのか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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