髙岩俊弘は昭和43年12月27日生まれ、福岡県出身の海上自衛官。
防衛大学校第36期(電気工学)の卒業で幹候43期、職種は艦艇だ。
平成30年4月(2018年4月) 鹿児島地方協力本部長・1等海佐
前職は大湊地方総監部管理部長であった。
なお、鹿児島地方協力本部長としての指導方針は以下の通り。
【統率方針】
「強い意志」・「誠意」
(画像提供:鹿児島地方協力本部公式Webサイト)
日本海軍以来の、海上自衛隊の聖地の一つと言ってもいいだろうか、鹿児島県の地方協力本部長を務める高岩だ。
東郷平八郎・元帥以下、明治の建国以来長きに渡り海軍の傑物を多く排出してきた土地柄であるため、その地方協力本部長職も、海自で占められているポストになる。
何故か、34名を数える歴代本部長の中で8名だけ1等陸佐がいるが、それも1992年を最後に途絶えており、近年は1等海佐の就くポストとしてすっかり定着した。
恐らく、歴史や伝統が今も強く地元に根づいており、陸自の制服より海自の制服で仕事に行くほうが、地元の学校や企業でも仕事がやりやすいという事なのだろうか。
海軍ゆかりの人の多い土地柄なので、そんな事も関係しているのかもしれない。
さてそんな鹿児島だが、もちろん海軍ゆかりの土地であったと言っても、本部長職の難しさは変わらない。
特に2018年は、有効求人倍率が全国で1を越える売り手市場であり、各業種・地域で平均報酬もジリジリ上がり続けている市況だ。
このような状況では、総じて自衛官になろうという若者は少なく、引く手あまたの民間企業志望者が多くなることは間違いない。
いわば、「ハズレ年」に本部長になってしまったと言えなくもないが、だからこそこのような時に、キッチリと結果を出せば非常に目立つ成果になるだろう。
高岩だけでなく、平成30年度はどこの地本が優秀地本として表彰されるのか。
厳しい状況の中で、「平時における最前線」で戦う地本長以下スタッフの活躍に、僅かでも注目して貰えれば幸いだ。
次に、その高岩の歩んできたキャリアと、同期である36期の状況について見てみたい。
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