辻正紀は宮崎県出身の航空自衛官。
防衛大学校第29期の卒業で幹候75期、職種は飛行であり、戦闘機パイロット出身だ。
生年月日は判明しないが、第29期であれば、ストレートの場合昭和37年度の生まれであり、2018年度で56歳になる年次にあたる。
平成30年2月(2018年2月) 第11飛行教育団司令兼ねて静浜基地司令・1等空佐
前職は第7航空団副司令であった。
(画像提供:航空自衛隊静浜基地)
2018年6月現在、第11飛行教育団司令兼ねて静浜基地司令を務める辻だ。
後進のパイロットを育てるポストは、その平成23年12月から務めた第4航空団飛行群司令以来となるが、第4航空団はその隷下に第11飛行隊(ブルーインパルス)と第21飛行隊を擁する航空団である。
そのうち第21飛行隊では、複座のF-2B戦闘機を用いた高等操縦訓練もしくは機種転換訓練を行っており、当然のことながら腕の立つパイロットにしかその飛行群司令など任せられるものではない。
情報は少ないものの、それだけで辻のキャリアについてうかがい知る事ができる、非常に重要なポストを歴任してきた高級幹部であると言ってよいだろう。
そして2018年2月から任されているのが、ぐ~~~~~っと上流に遡った訓練過程の指揮官だ。
上記の静浜基地公式プロフィール画像を見て頂ければわかると思うが、背後に写っているのはT-7練習機。
航空自衛隊のパイロットの卵たちが、初めて飛行機を操縦する教育課程で用いられる機種である。
どれほどの凄腕パイロットたちも、この第11飛行教育団で初めてこの小さな練習機を飛ばし、空に上っていくことになるわけだ。
辻は、長かった航空自衛官生活のその最後で、ヨチヨチ歩きで空に昇っていく将来の精鋭たちを育てる、極めて重要なポストを任されたことになる。
その双肩にかかる期待は極めて大きく、そしてその責任は非常に重い。
ではそんな要職を任された辻は、どんなキャリアを歩んできたのか。
その補職からは非常に多くのことが見えてくるが、少し詳しく見ていきたい。
辻君を採り上げて頂きありがとうございます。辻君は、F4パイロットで301飛行隊勤務時にファイターウエポンコースを修了し、その教官を務め上げてから高級課程へと進みました。指揮官としてもパイロットとしても本物の凄腕です。
情報発信:高校同期生
東様、コメントありがとうございました。
とても羨ましい、素晴らしい同期生をお持ちでいらっしゃいますね。
また40年近くの時を経ても、変わらず同期生を誇りに思われるご友人関係も、羨ましく思います。
間もなく退役を迎えられるかと思いますが、機会がございましたらぜひ、長い間本当にお疲れ様でしたと、お伝えくださいませ。