齋藤聡(さいとう・あきら)は昭和41年7月生まれ、長崎県佐世保市出身の海上自衛官。
防衛大学校は第33期、幹候は第40期の卒業だ。
平成30年8月(2018年8月) 海上幕僚監部防衛部長・海将補
前職は海上自衛隊幹部候補生学校長であった。
(画像提供:海上自衛隊幹部候補生学校公式Webサイト)
33期のエースであり、2018年9月現在で海上幕僚監部防衛部長を務める齋藤だ。
トップエリートの指定席であり、防衛計画や部隊の編成など、海自の根幹とも言える最重要部署の一つで責任者を務める。
また海幕の防衛部長は、過去に多くの海上幕僚長たちが海将補時代に着任したポストでもある。
そして齋藤もまた、押しも押されもせぬ近い将来の、海上幕僚長候補の一人だ。
プライベートでは水泳やプラティスも楽しむ、行動力溢れる海自の最高幹部である。
なお上記写真、齋藤が海上自衛隊幹部候補生学校長を務めていた際の、離任式を撮影したものだ。
新校長である南孝宜(第29期)を出迎え、自らは将官艇で江田島を去る時の、なんとも海自らしい一コマである。
ところでこの幹部候補生学校長のポストだが、一つ意外な事実がある。
それは、このポストを経験した将官から海上幕僚長に昇ったものは、実に第2代学校長であった第5代海上幕僚長、杉江一三(海兵56期)以降、一人も出ていないということだ。
杉江が学校長に着任したのは1958年だったので、すでに60年前のことになるが、以来候補生学校長は現職の南孝宜(第29期)で46代目となった。
これほどまでに、我が国の国防の根幹を担うポストの経験者がなぜ、トップのイスに縁がなかったのか。
非常に不思議な気がするが、あるいはその歴史も近い将来に一つの転換期を迎えるかも知れない。
それは、齋藤こそがその近い将来の海上幕僚長候補というだけでなく、同期である真殿知彦(第33期)もまた33期のエースであり、なおかつ幹部候補生学校長経験者だからだ。
ちなみに真殿は第44代校長で、齋藤の一代前で候補生学校長を務めている。
この、同期の両エースである2名ともが同ポストに補されていることを考え合わせると、あるいは33期から海上幕僚長が選抜される状況になった際には、一気にその可能性が高まりそうだ。
では、そのような重要ポストを歴任し、近い将来の海上幕僚長候補の一人と目される齋藤とはどのようなキャリアを歩んできた幹部なのか。
少し詳細に、そのキャリアを見ていきたい。
管理人殿、お疲れ様です。
いつも楽しく拝見させていただいております。
個人的に山村閣下の次の海上幕僚長は出口閣下(西閣下はコロナでやらかし、湯浅閣下は自衛艦隊司令官として指揮官として栄誉ある終わり方を選択なさる気がする。それに近年全く佐世保地方総監が海幕長に昇っていない)だと考えております。
問題はその次で、次の次の海上幕僚長は齋藤閣下になる気が個人的にはしています。
何となくですが齋藤閣下は前統合幕僚長たる21期ラスボスに似たオーラを私は感じたからです。また次の次の海上幕僚長は統合幕僚長になれる可能性が非常に高いポジションにあります(持ち回りですし )。
統合幕僚長を32期から出すにしても(あまりこのような言い方は良くないかもしれないが)今の面々を見た限りだと海上幕僚長ならともかく統合幕僚長に昇るには今一つ足りない気がします。それに対し齋藤閣下はキャリアから見て不足は無さそうです。
現在護衛艦隊司令官を務めておられますが、次の異動で統合幕僚副長になられたら、(21期ラスボスと同じ海将以降の出世ルートになるので)更に注視していきたいです。
正直近藤閣下の史上初の女性海幕長を見てみたい気はしますが、期別管理(齋藤閣下と同期だから)もあり前記の通り無さそうです。せめて補給本部長あたりに昇り海将になられるのを祈っております。
管理人殿は次の次の海幕長の予想をなさっておられますか?おられるなら教えて下さい私にだけ(笑)
そして重ねてお願いしますが管理人殿におかれましても一緒に祈って下さると幸いです(笑)
長文失礼しました。
コメントを頂きましてありがとうございました。
海自では確かに、海幕長に昇るよりも現場で現役を去ることを好み、あるいはそのことを名誉に感じるという価値観があるそうですね。
そういった意味では、湯浅海将は現職を最後にご退役を迎えられても、海幕長に昇られても、どちらでも素晴らしいことだと思います。
ちなみに私は、齋藤海将との比較という意味では全く無く、湯浅海将が大好きです(笑)
掃海隊群を預かっていたキャリアからも、あるいは可能性が高いかも知れませんね。
いずれにせよ、皆さん頑張れー
(^◇^)