【高級幹部】陸上自衛隊 陸将名簿氏名一覧|2019年7月版

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さて、また一年に一度の大仕事の時期である。

陸海空自衛隊の、将・将補名簿一覧の更新時期だ。

 

1年前の今はといえば、統合幕僚長が河野克俊(第21期)であり、陸上幕僚長が山崎幸二(第27期)であった。

そして次の陸上幕僚長には住田和明(第28期)が着任し、海上幕僚長には山下万喜(第27期)が着任すると、誰もが思っていた頃合いである。

それから一年が経って、住田は間もなく陸自を去ろうとしており、山下は既に海自を去っていたことなど、誰も予想できなかったのではないだろうか。

そして管理人の予想も、ことごとく外れた・・・

 

そんな1年に1度の将官名簿の更新として、まずは陸将名簿一覧から、2019年7月版をリリースしたい。

果たして来年の今頃には、どんなサプライズが起きた後なのか。。

それにしても、1年が経つのは早すぎである。

年は取りたくないものである。。

 

なお、例によってアイキャッチ画像の美しい女性自衛官は、陸将名簿などとは全く関係ない。

オッサンばっかりの名簿の中で唯一、美しい女性自衛官で和んでもらおうと探し回った美人女性自衛官である。

出処は京都地方協力本部の公式フェイスブックだが、やはり自衛隊は美人の画像をばら撒いて未来ある若者を自衛隊に 拉致 勧誘しようとしているのではないだろうか。

これは本当に卑劣である。

やるならなぜ、管理人の時代にもやってくれなかったのか。

本気で抗議するものである!(`・ω・´)

採用担当者は、大いに反省して欲しい。

 

※文中、自衛官および関係者各位の敬称略。

(画像提供:自衛隊京都地方協力本部公式フェイスブック

【27期】

(画像提供:陸上自衛隊中部方面隊公式Webサイト 広報誌飛鳥101号)

【氏名】山崎幸二(第27期)

【補職】統合幕僚長

【期別】27期

【生年月日】昭和36年1月

【出身地】山梨県

【昇任年月】2019年4月

【ひとこと】

眼力鋭い米国通で、施設科出身の自衛隊トップ。

 

【28期】

(画像提供:陸上自衛隊第15旅団公式フェイスブック

【氏名】湯浅悟朗(第28期)

【補職】陸上幕僚長

【期別】28期

【生年月日】昭和34年12月

【出身地】徳島県

【昇任年月】2019年4月

【ひとこと】

統合幕僚長の山崎より年上の陸上幕僚長。

この人事は全く予想できませんでした・・・orz

 


(画像提供:陸上自衛隊東部方面隊公式Webサイト あずま1003号)

【氏名】住田和明(第28期)

【補職】陸上総隊司令官

【期別】28期

【生年月日】昭和36年10月

【出身地】山口県

【昇任年月】2015年8月

【ひとこと】

3防(防衛班長、防衛課長、防衛部長)を歴任し、2代目となる陸上総隊司令官を務めるなど、誰もが陸幕長になると信じて疑わなかった最高幹部。

本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 

(画像提供:陸上自衛隊北部方面隊公式Webサイト

【氏名】田浦正人(第28期)

【補職】北部方面総監

【期別】28期

【生年月日】昭和36年12月

【出身地】長崎県

【昇任年月】2015年8月

【ひとこと】

東日本大震災直後の福島原発に赴任し、その抑制を任された現地指揮官ポストなどを歴任。

どんなに厳しい現場にあっても笑顔と部下への配慮を忘れない、人情将官だ。

 

(画像提供:陸上自衛隊中部方面隊公式twitter

【氏名】岸川公彦(第28期)

【補職】中部方面総監

【期別】28期

【生年月日】昭和36年7月

【出身地】兵庫県

【昇任年月】2015年8月

【ひとこと】

米陸軍戦略大学への留学、国防の最前線である第8師団長などの要職を歴任し、我が国第2の政経中枢を護ることを任されたエリートだ。

間もなくとなる2019年8月に、退役を迎える。

 

(画像提供:陸上自衛隊第4師団公式Webサイト

【氏名】岩谷要(第28期)

【補職】教育訓練研究本部長

【期別】28期

【生年月日】昭和36年3月

【出身地】青森県

【昇任年月】2015年8月

【ひとこと】

戦前の「陸軍三官」の一つであった教育総監に匹敵する、新編された教育訓練研究本部で初代となる本部長を務めた。

その功績は長く、我が国の歴史に残るはずだ。

 

【29期】

(画像提供:陸上自衛隊東北方面隊公式Webサイト

【氏名】上尾秀樹(第29期)

【補職】東北方面総監

【期別】29期

【生年月日】昭和38年2月

【出身地】大分県

【昇任年月】2016年7月

【ひとこと】

国防の最前線、沖縄那覇の第15旅団長を歴任し、方面総監まで昇った上尾である。

29期組の陸上幕僚長候補の一人だ。

 


(画像提供:陸上自衛隊第2師団公式Webサイト

【氏名】高田克樹(第29期)

【補職】東部方面総監

【期別】29期

【生年月日】昭和38年3月

【出身地】広島県

【昇任年月】2016年7月

【ひとこと】

生粋の戦車屋で、第71戦車連隊長、富士学校機甲科部長、第2師団長など、戦車天国で指揮を取り続けた最高幹部だ。

なぜかこんなコワモテなのに、東京地方協力本部長も経験している。

 

(画像提供:防衛省統合幕僚学校公式Webサイト

【氏名】本松敬史(第29期)

【補職】西部方面総監

【期別】29期

【生年月日】昭和37年7月

【出身地】宮崎県

【昇任年月】2016年7月

【ひとこと】

国防の最前線・西部方面隊のトップを任された本松である。

現職の陸上幕僚長、湯浅悟朗(第28期)がそうであるように、西部方面総監から陸上幕僚長への昇任は射程距離だ。

 


(画像提供:陸上自衛隊第9師団公式Webサイト

【氏名】納冨中(第29期)

【補職】防衛大学校幹事

【期別】29期

【生年月日】昭和37年7月

【出身地】神奈川県

【昇任年月】2016年7月

【ひとこと】

ハーバード大に留学し、米国陸軍戦略大学に留学し、米国防衛駐在官を務めるなど、嘘のようなエリート街道を駆け上がってきた最高幹部だ。

現役の将官の中で、納冨ほど米国通である将官は他にいないであろう。

 

(画像提供:陸上自衛隊第1師団公式フェイスブック

【氏名】柴田昭市(第29期)

【補職】防衛装備庁長官官房装備官

【期別】29期

【生年月日】昭和37年6月

【出身地】富山県

【昇任年月】2017年3月

【ひとこと】

機甲科出身であり、第1師団長などを歴任した技術系の最高幹部だ。

現職では、技術系の幹部としてポストを極めた、防衛装備庁長官官房装備官を務める。

 

(画像提供:陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地公式Webサイト

【氏名】山内大輔(第29期)

【補職】陸上自衛隊補給統制本部長兼ねて十条駐屯地司令

【期別】29期

【生年月日】昭和37年7月

【出身地】京都府

【昇任年月】2017年3月

【ひとこと】

防衛大学校在学中に、至上初めて全国学生相撲のチャンピオンに輝いた実績を持つ、すごい陸将である。

上記写真の腕の太さ、56歳のオッサンの腕に見えますか・・・?(^_^;)

その延長なのだろうか・・・警務科の幹部として活躍し、将官に昇った。

 


(画像提供:陸上自衛隊第6師団公式Webサイト やまなみ30年5月号より)

【氏名】清田安志(第29期)

【補職】第6師団長

【期別】29期

【生年月日】昭和37年8月

【出身地】北海道

【昇任年月】2017年8月

【ひとこと】

航空科出身であり、航空機動力を活かした戦闘を得意とする第12旅団の旅団長を務め、全国の危機に速やかに駆けつけることが求められる第6師団の師団長も歴任する。

まさに、令和の時代に生きる陸自のニンジャとも言うべき将官だ。

 

(画像提供:陸上自衛隊第9師団公式Webサイト

【氏名】岩村公史(第29期)

【補職】第9師団長

【期別】29期

【生年月日】昭和37年4月

【出身地】鳥取県

【昇任年月】2018年8月

【ひとこと】

戦前には「国宝師団」とも称された8師団の伝統を引き継ぎ、我が国の存亡をかけた戦いにおいて常に命知らずの活躍を見せた第9師団を率いる岩村だ。

イラク復興支援隊長を務めるなど、その活躍は枚挙に暇がない最高幹部である。

 


(画像提供:陸上自衛隊東北方面隊公式Webサイト 広報誌みちのく30年4月号※PDF注意)

【氏名】權藤三千蔵(第29期)

【補職】陸上自衛隊関東補給処長兼ねて霞ヶ浦駐屯地司令

【期別】29期

【生年月日】昭和37年4月

【出身地】福岡県

【昇任年月】2018年8月

【ひとこと】

事実上の陸自の兵站の中枢である関東補給処で、トップとなる処長を務める權藤だ。

野戦特科の出身でありながら後方支援にも通じる、29期を代表する最高幹部である。

 

【30期】


(画像提供:陸上自衛隊富士学校公式Webサイト 岳友30年8月21日号外)

【氏名】髙田祐一(第30期)

【補職】陸上自衛隊富士学校長兼ねて富士駐屯地司令

【期別】30期

【生年月日】昭和38年8月

【出身地】福岡県

【昇任年月】2017年8月

【ひとこと】

管理人が予想する、第38代陸上幕僚長になるであろう髙田である。

その実績、補職から考えても、次の陸上幕僚長に着任する可能性が非常に高い。

敢えてマイナス要素をあげるとすれば、管理人の予想はほぼ外れるということである。

(´・ω・`)

 


(画像提供:陸上自衛隊第7師団公式Webサイト

【氏名】小野塚貴之(第30期)

【補職】陸上幕僚副長

【期別】30期

【生年月日】昭和37年6月

【出身地】東京都

【昇任年月】2017年8月

【ひとこと】

米国陸軍戦略大学への留学も経験し、統合幕僚監部でも要職を歴任した小野塚だ。

髙田祐一(第30期)のライバルとして、最後まで陸上幕僚長候補として切磋琢磨することは間違いのない逸材である。

 

(画像提供:陸上自衛隊第2師団公式Webサイト

【氏名】野沢真(第30期)

【補職】第2師団長

【期別】30期

【生年月日】昭和38年1月

【出身地】埼玉県

【昇任年月】2017年8月

【ひとこと】

北辺の防人である第2師団をまとめ上げ、対ロシア戦闘の正面に立つ野沢である。

我が国で最強の勢力と火力を誇る師団を率いる最高幹部として、次期陸上幕僚長の有資格者の一人だ。

 

(画像提供:陸上自衛隊第8師団公式Webサイト

【氏名】吉田圭秀(第30期相当)

【補職】第8師団長

【期別】30期

【生年月日】昭和38年10月

【出身地】東京都

【昇任年月】2017年8月

【ひとこと】

東大出身の英才であり、内閣官房国家安全保障局、すなわち日本版NSCとも呼ばれる国家の安全保障を守る組織で審議官も歴任した吉田である。

国防の最前線に立ち、中国人民解放軍から国民の生命と財産を守る。

 

(画像提供:陸上自衛隊第3師団公式Webサイト 師団だより29年12月号外)

【氏名】田中重伸(第30期)

【補職】第3師団長

【期別】30期

【生年月日】昭和38年12月

【出身地】千葉県

【昇任年月】2017年12月

【ひとこと】

航空科出身であり、ドイツ防衛駐在官などの要職を務めた田中である。

福島原発への放水で勇名を馳せた、第1ヘリコプター団長などの要職を歴任した。

 

(画像提供:陸上自衛隊第13旅団公式Webサイト

【氏名】鈴木直栄(第30期)

【補職】第10師団長

【期別】30期

【生年月日】昭和38年5月

【出身地】新潟県

【昇任年月】2019年4月

【ひとこと】

野戦特科出身の幹部であり、大火力を誇る第4特科群長や、機動力が求められる第13旅団長を歴任した鈴木だ。

軽武装・高機動力の戦力を活かす指揮官として、名古屋の地から全国を俯瞰する。

 

【31期】

(画像提供:陸上自衛隊第1師団公式フェイスブック

【氏名】竹本竜司(第31期)

【補職】第1師団長

【期別】31期

【生年月日】昭和39年4月

【出身地】島根県

【昇任年月】2018年8月

【ひとこと】

少年工科学校出身であり、前職では第11旅団長を務めるなど、即応戦力の指揮統率に長けた将官だ。

技術系の最高ポストである防衛装備庁に行くか、もしくは中部・東部の方面総監に昇ることが予想される最高幹部である。

 

(画像提供:陸上自衛隊第7師団公式Webサイト

【氏名】沖邑佳彦(第31期)

【補職】第4師団長

【期別】31期

【生年月日】昭和39年11月

【出身地】岐阜県

【昇任年月】2018年8月

【ひとこと】

国防の最前線・福岡駐屯地で、第4師団長を務める沖邑だ。

機甲師団の別名を持つ第7師団で副師団長を務めるなど、航空科出身と言うことも併せて機動戦闘を得意とする将官である。

 


(画像提供:小島肇・元2等陸佐

【氏名】前田忠男(第31期)

【補職】第7師団長

【期別】31期

【生年月日】昭和39年4月

【出身地】千葉県

【昇任年月】2018年8月

【ひとこと】

原隊では留萌駐屯地から第一空挺団に転じ、空挺の指揮官としてのキャリアが長いにもかかわらず、第7機甲師団の師団長に昇った前田だ。

そのため第1空挺団を応援する組織内では、

「え?!前田さんって戦車に乗れるの?」

と驚かれたことはナイショである。

 

(画像提供:陸上自衛隊第15旅団公式フェイスブック

【氏名】原田智総(第31期)

【補職】陸上総隊司令部幕僚長

【期別】31期

【生年月日】昭和39年11月

【出身地】鹿児島県

【昇任年月】2019年4月

【ひとこと】

国防の最前線である沖縄・那覇の第15旅団を率いて、我が国が最も緊張状態を迎えた時期にその任務を完璧に果たした原田である。

その経験を活かし、我が国で最強にして最後の切り札である陸上総隊直轄の部隊をまとめ上げる。

 

(画像提供:陸上自衛隊中部方面隊公式Webサイト 広報飛鳥93号)

【氏名】蛭川利幸(第31期)

【補職】第6師団長

【期別】31期

【生年月日】昭和39年10月

【出身地】鹿児島県

【昇任年月】2019年4月

【ひとこと】

東北の強兵・第6師団を率いるにふさわしい活躍をしてきた蛭川である。

大阪地方協力本部長を務めるなど、人当たりの良さでも定評のある最高幹部だ。

 

以上、2019年7月6日現在で陸将の任にある、26名の最高幹部のご紹介であった。

いずれも、我が国と世界の平和を守る陸上自衛隊のキーパーソンである。

ぜひ、ひとりひとりの活躍に改めて注目し、そして応援してもらえれば嬉しく思う。

/)`・ω・´)

 

※文中、自衛官および関係者各位の敬称略。

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