内野敏紀は防衛大学校第34期卒業の陸上自衛官。
幹部候補生学校71期生で、職種は野戦特科だ。
平成30年3月(2018年3月) 中部方面特科隊長兼ねて松山駐屯地司令・1等陸佐
前職は西部方面総監部人事課長であった。
なお、中部方面特科隊長としての指導方針は以下の通り。
【要望事項】
「地域との一体化」「目標に向かって邁進」
(画像提供:陸上自衛隊松山駐屯地公式Webサイト)
(画像提供:陸上自衛隊松山駐屯地公式Webサイト)
2018年8月現在、初代となる中部方面特科隊長兼ねて松山駐屯地司令を務める内野だ。
中部方面特科隊は、2018年3月の陸自大改革を受け第14旅団が機動旅団化されたことに伴い、第14特科隊が再編されたものとなる。
なお名称は中部方面特科隊となっているが、2018年8月現在の編成では、有事を除き第14旅団直轄の部隊となっている。
将来的には、中部方面隊各隊の隷下にある特科隊を集約させる受け皿となり、方面隊直轄の特科部隊となる予定なので、いわば将来構想を先取りした部隊名になっている形だ。
言い換えれば、中部方面隊における特科部隊の戦力を集中させ、どのように機動展開可能な部隊へと再編していくのか。
内野はその設計と実働を任されたことになり、その責任は極めて重く、またかけられている期待は非常に大きい。
なお、内野が中部方面隊の前身となる第14特科隊長に着任したのが、平成29年3月。
つまり、平成30年3月の陸自大改革に際し、第14旅団の機動旅団化に併せ、その隷下にあった特科隊の再編から新体制への移行までを任されたことになる。
非常に大きな仕事を任され、そして新体制を大過なく立ち上げたことになるわけだが、やはり部隊の歴史を最初に作る初代隊長というのは、歴史に残るものだ。
内野もまた、この困難な大仕事をやり遂げたことは、長い陸上自衛官生活の中でも一つの思い出に残る任務になったのではないだろうか。
では、陸自大改革に際して最初の機動旅団化の一端を担った、内野という幹部自衛官。
これまでどのようなキャリアを歩んできた特科隊長なのだろうか。
少し詳細に見ていきたい。
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