工藤謙(くどう・けん)|少年工科学校第34期・第11通信隊長

工藤謙(くどう・けん)は少年工科学校第34期の入校で、幹部候補生学校に平成12年から学んだ陸上自衛官。

そのため、幹部任官は防衛大学校第44期相当の幹部ということになる。

生年月日は判明しないが、少年工科学校第34期の入校であれば、昭和47年度の生まれと考えて間違い無さそうだ。

平成30年3月(2018年3月) 第11通信隊長兼第11旅団通信課長・2等陸佐

前職は統合幕僚監部指揮通信システム部指揮通信システム運用班であった。

なお、第11通信隊長としての指導方針は以下の通り。

【隊長要望事項】

即動必通

勇往邁進


(画像提供:陸上自衛隊第11旅団公式Webサイト


(画像提供:陸上自衛隊第6師団公式Webサイト

2019年7月現在、北海道札幌など、道央・道南を担当する第11旅団隷下で、第11通信隊長を務める工藤だ。

よほどの自衛隊マニアで無い限り知らないであろう陸上自衛隊少年工科学校の卒業生であり、15歳の頃から自衛官であった筋金入りの職人幹部である。

なお、工藤が第11通信隊長に着任した当時、第11旅団長を務めていた第1師団長・竹本竜司(第31期)も少年工科学校の卒業生であり、竹本は第26期であった。

工科学校では、1年生にとっての3年生は絶対神であり、何があっても逆らえない怖い存在である。

中には、卒業後何年経っても、当時の上級生を見かけると5mバックをして最敬礼する卒業生もいるそうだが、それほど怖い存在なのだろう・・・。

たださすがに、竹本と工藤は8期離れているので、面識もなくここまで離れていると逆に親愛の情が湧くということを、卒業生の方から聞いたことがある。

あるいは竹本も、同じ工科学校卒業生である部下の工藤を、かわいがったのではないだろうか。

余談ついでで恐縮だが、工科学校に入学し自衛官になる年齢は、先述のようにわずか15歳(16歳になる年)だ。

しかも全寮制で若年にして故郷を離れ、親と別れて暮らし、連絡することも会うことも制限される。

そんな生活を送る子供たちにとって、やはり同期というのは親友という言葉を超えた、非常に強い友情で結びつく特別な存在であると聞くが、そんなこともあるのだろうか。

かつて工科学校に在籍していた方から、何十年かぶりに開催された同窓会に参加した際の写真を見せてもらったことがある。

その写真に写っていたのは、下士官から将官まで幅広い階層で活躍する少年工科学校の卒業生の皆様だった。

そしてその中には、陸将や陸将補もいたのだが・・・

完全に悪ガキのまま大人になった、無邪気なタチの悪いオッサンどもの大騒ぎ画像であった(笑)

いつもは凛々しく、威厳に満ちたカッコいい将官の方も何人か写っていたので、

「こ・・・この人がこんな笑顔で笑うんですか??」

と、驚いた覚えがある。

逆に言えば、それほどまでに少年工科学校とは、人間同士の結びつきを強くし、何年経っても子供心に帰れる、気のおけない仲間たちとなるということなのだろうか。

私たちが普通に生活し、成長する課程では、絶対に得られないものを、この学校は与えてくれるのかも知れない。

仲間や任務の大切さ。

人生や時間の大切さ。

人として護るべき矜持。

きっとそんなところであろうが、もちろんそれだけではないだろう。

そして自衛官になり、あるものは現場で生きる道を選び、あるものは幹部になる道を選ぶが、それぞれが自衛隊の中核として力を発揮している。

工藤もまた、そのような少年工科学校を卒業した、誇り高き自衛官の一人だ。

下士官を10年近く経験した上で幹部に任官した、現場を知り尽くす、自衛隊を強靭な組織たらしめる中核となる職人幹部である。

では、そんな工藤とは少年工科学校を卒業し、どんなキャリアを歩んで第11通信隊長まで昇ってきたのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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コメント

  1. majin より:

    >>この辺りに数日のタイムラグがある理由は、正直良くわからない。
    工科学校生徒は、入隊後提携の通信制高校に入学するため、その準備期間が必要なのではないでしょうか?

    • ytamon より:

      majin様、コメントありがとうございました。
      なるほど、確かにそうかも知れませんね!

  2. わかめ より:

    >タイムラグ
    防衛大学の場合は、着校日(4/1)と入校式に数日のタイムラグがあり、その間に敬礼などの基本動作を
    学ぶと聞きました。工科学校も同じような理由なのでは?

    • ytamon より:

      わかめ様、コメントありがとうございます!
      確かに、そうかも知れませんね。
      今度、OBの方に聞いておきます!