小林弘樹(こばやし・ひろき)は昭和41年9月生まれ、静岡県出身の陸上自衛官。
防衛大学校第34期の卒業で幹候71期、出身職種は施設だ。
平成30年8月(2018年8月) 統合幕僚監部運用部副部長・陸将補
前職は東部方面総監部幕僚副長であった。
なお、直近の指揮官ポストであった第4施設団長当時の指導方針は以下の通り。
【統率方針】
任務完遂
【要望事項】
基本・基礎の再徹底
実行の監督
【駐屯地司令要望事項】
調和
(画像提供:陸上自衛隊東部方面隊公式Webサイト あづま第994号)
(画像提供:陸上自衛隊大久保駐屯地公式Webサイト やましろ29年7月号)
2019年2月現在、統合幕僚監部で運用部副部長の要職にある小林だ。
陸海空自衛隊の統合運用を担う、我が国の防衛作戦を立案する中心的な部署でもあり、用兵の中枢で副部長を務める。
34期を代表するエリートにふさわしい、非常に大きな責任を担うポストだ。
これだけの要職を担う小林である。
そのキャリアはどれも非常に印象的な補職ばかりであったが、敢えて一つ上げるとすれば、それは陸将補として最初に着任した、第4施設団長兼ねて大久保駐屯地司令のポストだろうか。
第4施設団は京都府の南部、近鉄電車の急行も停車する主要駅の大久保駅から徒歩1分という、交通の便が極めて良い大久保駐屯地に所在する。
駅の改札を抜けるとそこにはもう、大きな存在感のある大久保駐屯地がドンと座っており、夕方には周回コースを自衛官の方がランニングする姿が見られる。
金網越しにそんな姿を眺めながら、何度かこの近くの取引先に足を運ぶことがあったが、本当に地域に自衛隊が溶け込んでいる、素晴らしい駐屯地だ。
ただでさえ、リベラル系の政治勢力が強い近畿において、このような駐屯地はここ大久保だけである。
主要駅の駅前1等地に駐屯地があり、住民の生活の一部であるかのように存在感がありながら違和感を感じさせない。
これも全て、ここ大久保で勤務してきた全ての幹部曹士の皆様の長年の努力の賜物なのだろう。
小林はそんな駐屯地を任され、第4施設団長兼ねて大久保駐屯地司令として、陸将補に昇任して最初の重責を担った。
ところでここ大久保は、実は近年、出世の登竜門としてもその存在感を増してきている。
同期の1選抜というだけでなく、その中でもさらに、有力な陸上幕僚長候補と期待されている最高幹部の着任が続いているためだ。
直近で小林より前に、第4施設団長兼ねて大久保駐屯地司令に着任した幹部の顔ぶれだが、現役だけで見れば、
第26代 山崎幸二(第27期)・陸上幕僚長(陸上幕僚長たる陸将)
第27代 岩谷要(第28期)・教育訓練研究本部長(陸将)
第28代 小野塚貴之(第30期)・陸上幕僚副長(陸将)
第29代 髙田祐一(第30期)・富士学校長(陸将)
第30代 小林弘樹(第34期)・統合幕僚監部運用部副部長(陸将補)
※肩書はいずれも、2019年2月現在。
となっており、びっくりするほど錚々たる顔ぶればかりだ。
こんな人事の流れの中で、小林がこのポストに着任したことだけをもってしても、いかに小林にかかる陸自内外の期待が大きいのか。
おわかり頂けるのではないだろうか。
では、そんな期待の小林とはこれまで、どのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。
少し詳細に、その経歴を見ていきたい。
コメントを残す