【レポート】陸上自衛隊高等工科学校 創立記念行事に行ってきました!

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お楽しみの、祝賀会である。

なお今回、なぜ私がこんなレアな会場に入れてもらえたかというと、言うまでもなく私は防衛省・自衛隊のVIPだから・・・

と言いたいところだが、いつもどおりのオマケである(泣)

今回は、少年工科学校26期生で、堀江校長の同期生でありご親友である江村様の「同伴枠」で会場に忍び込ませて頂いた。

ちなみに、江村さんは前・第1師団長で、現・陸上幕僚副長の竹本陸将とも同期であり、大の仲良しである。

まったく、持つべきものは顔の広い心優しい師匠だ・・・いつもありがとうございます!

m(_ _)m

ちなみに、江村さんの40年前、生徒時代のお写真はこちら。

(画像提供:江村様)

およそ40年前の写真だが、江村さんは上の写真は右から2人目。

下の写真は一番右である。

なお、上の写真の一番右の、江村さんとは違いまじめで誠実そうに見える少年は、誰かおわかりだろうか。

これを書いたら陸上自衛隊にサイトを潰されてしまいそうなのでとても言えない・・・

ヒントは、前・第1師団長で、現・陸上幕僚副長のT陸将である。

これ以上書いたら誰かバレてしまうので、とても書けない・・・。

そして、下の写真で左から4番目の生徒は、こちらも誰かおわかりだろうか。

こちらも、万が一バレたらものすごく怒られそうなので誰かは書けないが、現・高等工科学校長のH陸将補である。

これ以上書いたらバレそうなので(以下略)

 

そして始まった、祝賀会。

堀江校長などの挨拶や鏡割りで盛大に始まった宴会だが、会場内はほぼ、自衛官か元自衛官、あるいは後援会の役員など、錚々たる人たちばかりである。

こんなレアな会場に入れて頂いていることに、改めて感謝しか無い。

この日は、少年工科学校第27期の皆さまや、第5期の卒業生の皆さまなどが招待されていた。

本当に、我が国の国防を支え続け、その人生を捧げ続けてこられた誇り高き自衛官の皆さまばかりである。

その「空気感」に、ここに立たせて頂いているだけで、心が熱くなる。

 

ちなみにこの日は、わずか5,000円の会費にも関わらず、一人ひとりに2段のお弁当が付いていた。

飲み物はもちろんフリードリンクで、他に揚げ物や海鮮丼などの各種屋台が会場内に設営され、非常に豪華な食事が宴席に華を添えてくれていた。

またこのテーブル上にある台紙は、いくつものパターンが有り、全員が同じものではない。

コースターなどにもいくつかのパターンが有り、堀江校長が本当に「おもてなし」の心で、ゲストを迎えてくれていることが心に届く演出が随所にあった。

そもそも、私のような同伴者にまで名前付きの席を用意してくれるので、そのお心遣いたるや感激のひとことだ。

将官に昇る人とは、こういうものであるのかと。

改めて、陸自の最高幹部と呼ばれる人たちの魅力に心を奪われる。

 

そしてこちら!

1枚めが、現・武器学校長で陸将補の六車昌晃(第31期相当)・陸将補と一緒にお写真を撮らせて頂いた時の様子だ。

なお六車将補も少年工科学校第25期の卒業なので、恐らくその関係でいらしていたのではないだろうか。

兵庫地方協力本部長時代のお写真もイケてるカッコいい画像が多かったが、直接お会いするとさらに凛々しく、イケメンの将官であった。

2枚めは、ご存知堀江学校長と、26期の親友の皆様だ。

左端が、私をいろんなところに連れ回して下さっている江村さんである。

自衛官マニアの管理人(私)にとって、まさに夢のような祝賀会場だ。

 

本当にあっという間に、楽しい時間が過ぎ去り、最後は高等工科学校のますますの発展を祈って、参加者全員で万歳三唱を行ってお開きとなった。

率直に言って、私にとっては縁もゆかりもないはずの高等工科学校だが、万歳三唱の時には胸が熱くなり、この場に立っていられる幸運に本当に心から感謝した。

 

(画像提供:伊藤栄・元2佐)

(画像提供:江村様)

更にこの後、信じられないサプライズが!

江村さんから、「堀江のところに連れて行ってやるよ!」と言われ、なんと学校長室に入れていただいてしまった・・・。

しかも上記1枚めをご覧頂ければわかるが、私が「一番偉い人」の席である。

何ということだ・・・

少しだけ見えている膝が、私である。

(^_^;)

最初、もちろん私も長ソファに座っていたのだが、堀江将補から、

「そんなところに座ってないで、一番偉い人の席に座って下さい!」

と、半ば強引に座らされてしまったものだ(泣笑)

 

おそらく堀江将補にとっては、

「そこは、俺が同期と話すための席だ!」

ということであったのだろうか。

誤解を恐れずに言うと、あくまでもこの場は、昔の悪ガキ仲間どもがプライベートで会話を楽しんでいる時間だ。

であれば、「偉い人の席」に座り、大事な親友たちと話すものでは無いということだったのだろうか。

そんなこともあり、私がこんな席に座ってしまい皆さんを見下ろす形になってしまった・・・

エライコッチャ・・・。

ちなみにお写真に写っているのは、堀江将補はもちろん、皆さんが自衛官か元自衛官である。

お写真が切れてしまっているが、元佐官の方もいる。

絶対に、今後の人生で二度と無い時間である(汗)

 

2枚めは、いかにも堀江将補と話し込んでいる凄い人に見えるかも知れないが、繰り返すが私は、江村さんの同伴枠で会場に紛れ込んだ闖入者だ(汗)

にも関わらず、ここまで真剣にいろいろとお話を聞かせて下さった堀江将補には、本当に感動させて頂いた。

ちなみに、式典の部分で書いた「巡閲は必ず徒歩で行います」というお話も、この際に聞かせて頂いたものである。

そしてこの様子を写して下さったのもまた、先月(令和元年9月)まで自衛官であった、伊藤栄・元2等陸佐である。

2等陸佐にカメラマンをして頂き、駐屯地司令室で将補とお話をさせて頂くなど、なんという贅沢な時間なのか。。

更に3枚め。

「桃野さん、座っていって下さい」

と、校長の椅子にまで座らせて頂いた・・・。

恐縮し小さくなっていたつもりだが、どうにも私の態度がデカイ。。

 

ところでなぜ、同伴者枠に過ぎない私を堀江将補は、ここまで歓待して下さったのだろうか。

もちろんお聞きしたわけではないが、私は恐らくそれは、

「これが、少年工科学校の絆の力」

であると思っている。

わかりやすく言えば、

「お前、江村の友達なんだろ?じゃあ悪いやつではないだろう。楽しんでいけ。」

ということだと。

 

折につけ記事にしているが、少年工科学校出身者の絆の強さは、常人が想像できるレベルを遥かに超えている。

それも当たり前で、まだ年端も行かない15歳にして、親元から離れ全寮制の学校に入学し、厳しい教育訓練を受けるのである。

そんな厳しい生活を共に過ごし、共に戦った「戦友」との絆が、薄いはずがない。

だからこそ、卒業から40年近くの時が経ってもこの人たちは、昔と変わらない悪ガキどもとして肩を組み、共に厳しい任務に励み、あるいはそれぞれの立場で社会に貢献し続けてきた。

この場に座らせて頂き、皆さんの会話を聞いていたが、本当に楽しかった。

 

そして後日、堀江校長から式典参加のお礼状が届いたのだが、印刷されたお礼状の末尾に直筆で一言、このように書き添えられていた。

「江村のことを、これからも宜しくお願いします。」

と。

少年工科学校の同期の絆は、本当に泣けるほどに強い。

 

そして最後に、私がこのイベントに参加させて頂いて撮影した写真の中で、最高の一枚をご紹介して、この記事を締めたい。

こちらのお写真だ。

少年工科学校第26期の、今も変わらぬ絆と友情を感じさせてくれる一枚である。

40年経っても、この頃と何も変わらない。

(画像提供:江村様)

40年前に撮られたこの一枚が、既に思い出の一枚になっているように。

きっと私が撮らせて頂いたこの学校長室での一枚も、やがて皆さんのかけがえのない思い出に変わっていくだろう。

そのお写真を撮らせて頂けたことが、本当に光栄であり幸せなことであった。

堀江将補、江村様、そして26期の同期の皆様や関係者の皆様に、心から感謝を申しあげます。

本当に、ありがとうございました。

 

最後に、僭越ながら少し「高等工科学校生徒という生き方」について書かせて頂きたい。

私は高校時代、自衛隊とは全く関係のない一般的な高校に通っていた。

その際、陸上部で短距離の選手であったが、当時の顧問から言われた忘れられない言葉がある。

それは要旨、以下のようなものだ。

「桃野、皆でカラオケに行ったとか、楽しい思い出なんてものはすぐに忘れてしまうものなんだ。」

「しかしな、辛い練習に打ち勝った、最後までやりきった、仲間とともにやり遂げたという思い出は、一生忘れないものなんだよ。」

「辛く苦しい練習から逃げなかったこと。最後まで戦ったこと。その記憶が人を育て、強くするんだ。だから、何事からも絶対に、最後まで逃げるな。」

この話を聞いたのは既に30年以上も前だが、今もその確かさを噛み締めている。

高校時代、かわいい女の子とカラオケに行ったこともあるはずなのだが、どうにも映像として脳内に出てこない。

しかし、真夏の炎天下で、常識はずれの練習をやりきった合宿の日のことは、昨日のことのように覚えている。

2/3の参加者が途中で脱落する中、最後の1本を走りきって倒れ込み、地面を掴んで号泣したこと。

共にやりきった仲間と肩を組み、盛り上がったこと。

その時の一人ひとりの表情まで、よく覚えている。

 

おそらくこれが、「高等工科学校生徒という生き方」なのだろうと、思っている。

困難な任務に、共に立ち向かうこと。

心身ともに厳しい環境の中で、自分の限界に挑戦すること。

そしてその結果として、大切な仲間たちと強い絆を育てること。

だからこそ、40年以上が経ってもこの人たちは、羨ましいほどの強い絆で結びついている。

 

もし、この記事を高等工科学校の生徒の誰かが目にすることがあれば、ぜひ伝えたいと思う。

君たちは素晴らしい人生の選択をして、そして今、人生の中でもっとも輝いている時間を過ごしていると。

そして、その高等工科学校に大事な子供を預ける決心をした保護者の皆様にも、心からの敬意を申しあげたいと思う。

素晴らしい父母に育てられたご子息であったからこそ、このような人生の選択をされたのだと。

一人の国民として、高等工科学校のスタッフ、生徒、保護者の皆様に心から感謝を申しあげます。

本当に、いつもありがとうございます。

 

今回、「陸上自衛隊高等工科学校 創立64周年記念行事」に参加させて頂いて、ますます陸上自衛隊のことが好きになった。

これからも、大阪防衛協会の賛助会員として、あるいは習志野自衛隊協力会の法人会員として、もちろん、一人の国民としても。

あらゆる立場で自衛隊のことを応援し、微力ながら僅かなことでも、貢献していきたいと思う。

(了)

※文中、自衛官および関係者各位の敬称略。

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4件のコメント

拝読しました。
桃野さんの自衛隊に対する並々ならぬ愛情に私も感じ入りました。
保護者の一人としてこんなにも学校(生徒)を称賛してくださっていることにも厚く御礼申し上げます。

愚息にも今回のブログを伝えると伴に、一人前の陸上自衛官(≒軍人)となるべき素養を堀江校長以下全教職員の方々やOB,同窓生から学び取り、そして何よりもかけがいのない「同期」と育むよう、更には国民から信頼され国家のために尽力する立派な自衛官となれるよう強く申し伝えます。

来年初、また習志野でお会いしましょう。

緒方さん!
いつもありがとうございます。
はい、ぜひご子息様にもお伝えください。
また、緒方さん、息子さんともお会いできることを、楽しみにしています!
/)`・ω・´)

東奔西走の御活躍大変と思いますが、貴君の御活躍嬉しく思います、高等工科学校の様な地味で大事な事を取り上げていただいて、本当に有難う御座います、貴君のブログは昨年から客観的な見方から自衛隊の内部に入り込む、本当の自衛官の姿にリアルに近づいている感が有りますね、今後は貴君の要望で有った、幹部に限らず 士 曹 幹部 と範囲を広げられる様お願い致します頑張ってね、皆自腹だからね(笑)

あれ?すーさんじゃないですか!
どうしたんですか、お名前が文字化けしてますよ(笑)
はい!
今後とも、士 曹 幹部をぜひ、取材して行ければと思っております。
ぜひ、また駅前で隊員さんを捕まえましょう!(笑)

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