白川訓通(しらかわ・のりみち)|第37期・第5施設団長

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その白川が陸上自衛隊に入隊したのは平成5年3月。

1等陸佐に昇ったのが平成24年1月、陸将補に昇ったのが30年8月なので、37期堂々の1選抜(1番乗り)となるスピード出世だ。

陸上自衛隊では、1選抜で将官に昇ることは同期の陸上幕僚長候補として選ばれたことを直接意味する。

そのため、今もっとも注目すべき最高幹部の一人と言ってよいだろう。


(画像提供:陸上自衛隊第5施設団公式Webサイト 広報誌えんじより)


(画像提供:陸上自衛隊第5施設団公式Webサイト 広報誌えんじより)

いきなりの余談で恐縮だが、上記写真2枚め。

左側は2018年11月現在で、第4師団副師団長兼ねて福岡駐屯地司令を務める大場剛(第34期)だ。

同じ西部方面隊隷下で福岡県に所在する部隊の指揮官として、演習場整備を行う第5施設団の陣中見舞いに白川を訪れた際のものである。

大場と言えば、いつでも満面の笑みが印象的な最高幹部だが、ここでもやはり笑顔が印象的であったので、白川をダシにご紹介させて頂いた。

 

白川のキャリアに戻りたい。

多くの陸自幹部が、その印象的なポストとして挙げることが多い中隊長職は、長野県の精鋭・第13普通科連隊で経験。

山岳レンジャーとして知られ、我が国の普通科として最精鋭部隊の一つとして挙げられることも多いこの松本の地で、中隊長としての見識を積み上げる。

その後は職種部隊から長く離れ、平成17年8月からゴラン高原に赴任しているのは先述のとおりだ。

また平成20年3月には、米国海兵隊の指揮幕僚大学指揮幕僚課程に留学し修了するなど、最高幹部に求められる米軍との人脈・コミュニケーションにも不安がない。

中央では陸幕の防衛課や人事部補任課といったエリートらしい部署のほか、班長ポストは装備計画課の企画班長で着任している。

そして平成27年4月に、11年ぶりとなる職種部隊勤務で第34普通科連隊長兼板妻駐屯地司令に上番。

その後職として、「将補昇任前ポスト」の一つである統合幕僚監部運用部の運用第2課長を務め、平成30年8月に陸将補に昇任した。

細身で涼やかな佇まいが印象的な、37期を代表する「若手陸将補」である。

 

では最後に、その白川と同期である37期組の人事の動向を見てみたい・・・ところなのだが。

先述のように37期は、2018年夏の将官人事で最初の陸将補が選抜されたばかりの年次だ。

そのためまだ、昇任将補の誰が37期組なのか、その確報を持っていない。

そのためとりあえずは、白川のご紹介だけで終わらせて頂き、判明次第追記していきたい。

 

いずれにせよ、37期組はこの先2020年代後半にかけて、我が国の平和と安全にもっとも重い責任を担っていく世代だ。

その動向は我が国の安全保障そのものであり、白川を始めその活躍には特に注目し、そして応援していきたい。

 

※文中、自衛官および関係者各位の敬称略。


(画像提供:陸上自衛隊第5施設団公式Webサイト 広報誌えんじより)

◆白川訓通(陸上自衛隊) 主要経歴

平成
5年3月 陸上自衛隊入隊(第37期)
13年7月 陸上自衛隊幹部学校・第47期指揮幕僚課程
15年8月 第13普通科連隊中隊長(松本)
16年8月 第12旅団付(相馬原)
17年8月 第20次ゴラン高原派遣輸送隊長(ゴラン)
18年3月 第12旅団付(相馬原)
18年3月 陸上幕僚監部防衛部防衛課(市ヶ谷)
20年3月 中央情報隊本部付・米国海兵隊指揮幕僚大学指揮幕僚課程
21年8月 陸上幕僚監部人事部補任課(市ヶ谷)
24年1月 1等陸佐
24年3月 陸上自衛隊幹部学校教官(目黒)
24年12月 陸上幕僚監部監理部総務課(市ヶ谷)
25年4月 陸上幕僚監部装備部装備計画課企画班長(市ヶ谷)
27年4月 第34普通科連隊長兼板妻駐屯地司令(板妻)
28年7月 統合幕僚監部運用部運用第2課長(市ヶ谷)
30年8月 第5施設団長兼ねて小郡駐屯地司令(小郡)

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