佐藤賢上(さとう・けんじょう)|第29期・海上自衛隊

佐藤賢上は昭和37年6月生まれ、埼玉県出身の海上自衛官。

防衛大学校第29期の卒業で幹候36期、潜水艦畑出身の最高幹部だ。

平成29年8月(2017年8月) 佐世保地方総監部幕僚長・海将補

前職は潜水艦隊司令部幕僚長であった。


(画像提供:海上自衛隊佐世保地方隊公式Webサイト 29年度の出来事より)

2018年7月現在、佐世保地方総監部で幕僚長を務める佐藤だ。

佐世保地方隊は、横須賀と並んで我が国を代表する海上自衛隊の基幹となる拠点であり、その総監職は、後職では海上幕僚長に昇ることもありえる要職中の要職である。

当然、その幕僚長は海将補職の最高位の一つに数えられ、年齢との兼ね合いになるが、後職では海将に昇る可能性の高いポストとなる。

その存在感は防衛上の重要性という範疇を超え、地方隊や幹部人事の動向が諸外国への安全保障上のメッセージとなるほどに、注目を集める。

なお上記画像、中央で帽振れをするのが佐藤だが、左端に見えるのが、次期海上幕僚長候補のひとりでもある佐世保地方総監の菊地聡(第28期)

航空屋出身の28期のトップエリートであり、それを潜水艦艇出身の佐藤が支える、というのが2018年7月現在の佐世保の人事になっている。

近年では、朝鮮半島情勢の動きに合わせて陸空の西方シフトが顕著なように、海上自衛隊でも佐世保地方隊を巡る動きは活発だ。

能登半島不審船事件の反省を活かし、海自に新たに導入された高速のミサイル艇を平成15年、ここ佐世保にも導入し新たに艇隊を新編。

西方・南西に対する、海上から試みられる敵性勢力の作戦行動についてその芽を摘むべく、様々な手を打つ。

そのような中で、海自固定翼機を指揮する幹部として各地で指揮を執った菊地に、我が国の精鋭中の精鋭である潜水艦隊を率いた佐藤。

この二人が佐世保の守りに就いた意味合いは非常に大きい。

水上艦艇だけでなく、固定翼機による早期で広範な警戒管制飛行、それに対潜水艦戦という意味合いでも万全の備えを怠らずに、海上自衛隊は我が国の最前線を守る。

そんな強い決意が、この地方隊の2トップ人事には込められており、非常に頼もしい状況となっている。

では、その佐世保を支える佐藤はこれまで、どのような海上自衛官人生を歩んできたのか。

そのキャリアを、少し詳細に見てみたい。

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