坂本浩一は昭和42年7月生まれ、千葉県出身の航空自衛官。
防衛大学校第34期(応用物理)の卒業で幹候80期、出身職種は判明しないがそのキャリアから考えて、あるいは補給か航空機整備などであろうか。
空自は補職から特技が見えにくいため、判明次第加筆したい。
平成29年12月(2017年12月) 防衛大学校防衛学教育学群長・空将補
前職は航空幕僚監部装備計画部装備課長であった。
(画像提供:防衛省防衛大学校公式Webサイト)
2018年7月現在、防衛大学校防衛学教育学群長を務める坂本だ。
統率学を専門に、防衛大学校では防衛学特論(統率)の教授として教鞭を執る。
もちろん自らも、指揮幕僚課程、統幕統合短期課程、防研一般課程などの幹部高級教育を修了しており、豊富な経験と知見に裏付けられた上での、防衛学教育学群長への着任だ。
なお、この防衛大学校の防衛学教育学群長ポスト。
将来の幹部自衛官を育てる要職であるだけに、エリートが着任するポストであることには変わりないのだが、どのようなキャリアをもつ幹部が着任するのか。
一見したところの印象だが、その一貫性のなさが逆に興味深い。
現役の将官でこのポストを経験している幹部を挙げると、
武藤茂樹(第28期)・航空総隊副司令官
引田淳(第31期)・西部航空方面隊副司令官
影浦誠樹(第33期)・中部航空警戒管制団司令
となっており、この3名のあと、影浦の跡を継いだのが坂本ということになる。
ちなみに、武藤の前任は空将で補給本部長のポストを最後に退役となった尾上定正(第26期)であった。
つまり出身職種で言えば、航空機整備に戦闘機パイロット、それに要撃管制と、職種に限って言えばまったく一貫性がないということだ。
あえて共通点を上げるとすれば、尾上を含めて上記の4名はいずれも空自を代表する米国通であったことだろうか。
米国への留学はもとより、引田は米国防衛駐在官としてのキャリアがあり、その知見を得た上での、後職での防衛学教育学群長着任であった。
明らかになっている限りで、坂本に米国留学経験が見当たらないが、ただ防衛省の公式発表にある幹部学校付や幹部教育課程の一部は、実際は海外に留学していることも多い。
そのため坂本も、あるいはいずれかのタイミングで海外留学に出ていることは間違いないと思われるが、そのあたりは判明次第、加筆していきたい。
では次に、そんなエリートばかりが補職される防衛学教育学群長に着任した坂本とはどういう幹部なのか。
そのキャリアを中心に、少し詳しく見ていきたい。
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