2020年3月、陸将・陸将補の人事異動が防衛省から発令された。
今回の異動で陸将に昇任したのは1名で、第11旅団長であった亀山慎二(第31期)のみ。
また退役となった陸将も入れ替わりで、岩村公史(第29期)・第9師団長1名であった。
その他、個人的には、山之上哲郎(第27期)・元東北方面総監が陸上自衛隊を去った今、陸自一のイケメンと言われていた(※管理人調べ)秋葉瑞穂(第30期)・関西補給処長が退役をされたことがとても寂しい。。
いったい管理人は、次にどのイケメンにターゲットを絞って追いかければ良いのか。。
※管理人は妻子あるオッサンです。
退役将官人事については別途記事にするとして、それにしても謎が深まるのは陸自の31期人事だ。
陸自の31期組は、次の次の陸幕長を出す見込みになる年次である。
それはすなわち、次の次の統合幕僚長の候補者ということになる。
にも関わらず、31期組の人事は、今のところ異例の経過をたどっている。
何が異例なのか。
従来、陸自の最高幹部人事では、1選抜の将補がそのまま1選抜の陸将に昇り、師団長もしくは相当職に着任するのが慣例であった。
この時点で概ね4名が、近い将来の陸上幕僚長として選抜されたことを意味する。
そしてそのうち2~3名が、防大幹事、統幕副長、陸幕副長やその相当職に転じ、後職としてさらに2~3名が方面総監に着任して、そのうち1名が陸幕長に昇るのが定番ルートだった。
なおこの際、師団長以降のポストでは概ね1年~1年半ほどで「格上ポスト」に昇るのも人事の常であり、長くても2年を超えることは余りなかったように記憶している。
にも関わらず、2020年3月現在でこのルートに在るのは、竹本竜司(第31期)・陸上幕僚副長のみである。
なお、原田智総(第31期)・防衛大学校幹事もこのルート上にあるといえるかもしれないが、原田の場合、なんと師団長ポストを経験せずにこの「最重要ポスト」に着任した。
ワケガワカラナイ・・・。
さらに、31期組でトップを走っているとみなされていた(みなされている)前田忠男(第31期)、同じ1選抜師団長である沖邑佳彦(第31期)も、それぞれ第7師団長と第4師団長から異動がなかった。
その在職は既に1年8ヶ月に及び、さらに今春にも異動がなかったので、1選抜師団長としてはやや異例の長期在職になっている。
おそらく31期組からはこのまま、次の異動で2~3名が、現職から方面総監クラスに異動になるのではないだろうか。
さらにその後、そのうちの1名が陸上総隊司令官に異動になり、陸上総隊司令官経験者から初の陸幕長に昇る新たなルートが用意されているような気がしてならない。
そういった意味では、まだまだ竹本、原田、沖邑、前田の4名はだれが31期組の本命なのか。
わからない状況が続くことになると言えそうだ。
もうしばらく、楽しみに「次々期陸幕長人事予想」を楽しみたいと思う。
なお例によって、アイキャッチ画像の美しい女性は、将官人事とは何の関係もない。
2020年東京オリンピックで、日本代表に選ばれたオリンピアン、並木月海・3等陸曹(21歳)である。
なお、これだけ美人でかわいくて美しくてキュートで愛らしいのだから、きっと陸上の3000mSC辺りやバドミントン辺りを想像されるかも知れない。
ボクシングである。
自衛隊の女性はどこまで美しくなり、そして強くなるのか・・・。
以下、その詳細な内容は以下の通り。
※文中、自衛官および関係者各位の敬称略。
(画像提供:陸上自衛隊体育学校公式ツイッター)
陸将に昇任させる
(第11旅団長)
陸将補 亀山慎二
第9師団長を命ずる
(第11旅団長)
陸将 亀山慎二
退職を承認する
(第9師団長)
陸将 岩村公史
陸将補 に昇任させる
(各通)
防衛大学校防衛学教育学群統率・戦史教育室長
1等陸佐 泉英夫
(統合幕僚監部防衛計画部計画課長)
1等陸佐 田中仁朗
(陸上幕僚監部人事教育部厚生課長)
1等陸佐 吉田幸一
(陸上幕僚監部衛生部企画室長)
1等陸佐 中岸義典
(中部方面総監部人事部長)
1等陸佐 山本公威
(西部方面総監部防衛部長)
1等陸佐 坂元秀明
東北方面総監部幕僚副長を命ずる
(陸上幕僚監部人事教育部厚生課長)
陸将補 吉田幸一
陸上自衛隊高等工科学校長兼武山駐屯地司令
陸将補 堀江祐一
東部方面総監部幕僚副長を命ずる
(防衛大学校防衛学教育学群統率・戦史教育室長兼防衛大学校教授)
陸将補 泉英夫
第3師団副師団長を命ずる兼ねて千僧駐屯地司令を命ずる
(統合幕僚監部防衛計画部計画課長)
陸将補 田中仁朗
第6師団副師団長を命ずる兼ねて神町駐屯地司令を命ずる
(中部方面総監部人事部長)
陸将補 山本公威
第11旅団長を命ずる
(第1ヘリコプター団長兼木更津駐屯地司令)
陸将補 酒井秀典
第1ヘリコプター団長を命ずる兼ねて木更津駐屯地司令を命ずる
(東北方面総監部幕僚副長)
陸将補 更谷光二
第4施設団長を命ずる兼ねて大久保駐屯地司令を命ずる
(西部方面総監部防衛部長)
陸将補 坂元秀明
富士教導団長を命ずる
(東部方面総監部幕僚副長)
陸将補 森脇良尚
陸上自衛隊航空学校長を命ずる兼ねて明野駐屯地司令を命ずる
(第3師団副師団長兼千僧駐屯地司令)
陸将補 関口勝則
陸上自衛隊高等工科学校長を命ずる兼ねて武山駐屯地司令を命ずる
(東北方面総監部幕僚副長)
陸将補 岩名誠一
陸上自衛隊関西補給処長を命ずる兼ねて宇治駐屯地司令を命ずる
(第4施設団長兼大久保駐屯地司令)
陸将補 小谷琢磨
自衛隊阪神病院長を命ずる兼ねて川西駐屯地司令を命ずる
(自衛隊熊本病院長兼熊本駐屯地司令)
陸将補 平山健一
自衛隊熊本病院長を命ずる兼ねて熊本駐屯地司令を命ずる
(陸上幕僚監部衛生部企画室長兼中央病院第4外科)
陸将補 中岸義典
退職を承認する
(第6師団副師団長兼神町駐屯地司令)
陸将補 滝澤博文
(富士教導団長)
陸将補 古田清悟
(航空学校長兼明野駐屯地司令)
陸将補 服部正
(関西補給処長兼宇治駐屯地司令)
陸将補 秋葉瑞穂
(阪神病院長兼川西駐屯地司令)
陸将補 越智文雄
(以上、2020年3月18日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2020/0311a.pdf
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2020/0311b.pdf
ご無沙汰しています、今月の人事楽しみにしていましたもう一回有るんじゃないですか、貴殿の言われる通り 31期組 の人事が不透明ですね、小生のファンの前田さんの行き先が楽しみです、近隣の駐屯地も昨今の事情により創立記念日が中止と成りあんまり情報が入って来ません、さて海上では福田海将補が掃海隊群司令に成りました、たしか30大綱で掃海群は水陸戦の担当も含むはずです、エリートコースですね、やすしさん似のMさんにもオメデトウとお伝えください、今月一杯もう少し人事を待ってみます、又ご連絡差し上げます。
すーさん!
本当にご無沙汰しています。
当月、久しぶりにお会いできると楽しみにしていたのですが、記念行事が中止(公開なし)になったこと、Webで知りました。
寂しいですね・・・。
夏祭りで、またお会いしましょう!
(≧∇≦)b
https://twitter.com/87aw10tk/status/1242042013983182850?s=19
こんな風にパワハラで辞められる方もいるんですねぇ。
残念ですが、それもまた自衛隊の一つの側面なのでしょうね。
24万人もいれば、正直おかしな上官もいれば変わった隊員さんもいると思います。
それにしても、徽章から拝察してとても優秀な方だったのだと思います。
残念です。
師団長に平成30年8月着任であれば、今年の8月で上番から丸2年になります。次の総監ポストは順当にいけば東北方面総監と西部方面総監が交代になると思います。それ以外のポストであれば現在防大29期の方々が就いているいずれかの補職に30期・31期の陸将が就くというのがあくまで通例的人事でしたが、果たして???あと原田陸将については第15旅団長を経験しているので、もしかすると師団長職相当とみなされての防大幹事の可能性もあります。過去に旅団長から昇任して富士学校長という方もいたはずですので・・・
>師団長に平成30年8月着任であれば、今年の8月で上番から丸2年になります
あああああ
計算間違えてました(泣)
何事もなかったかのように、コソッと書き直しておきました
m(_ _)m
ありがとうございます!
まさか・・・この時期に陸将人事が動くとは・・・!!吉田北方総監が陸上総隊司令官に、前田第7師団長が後任の北方総監中村第15旅団長が昇任して第7師団長にそれぞれ着任し、高田陸上総隊司令官は勇退する事になりました。夏じゃなかったんですね・・・次の陸幕長人事は?どんな人事になるのやら・・・
いや~本当に驚きましたねえ!
近いうちに、記事を更新します!
第一ヘリ団Twitterで高田陸将が写ってたのですが、なんだか顔色が悪そうな感じがしました。もしかして病気とかでは無いですよね…?
私も見ましたが、確かに土気色でしたね・・・
なんだか、いつもの迫力あるお顔ではないように見えました。
心配ですね。。
少し時間経ちましたが、3月の昇任者と異動が出て、吉田幸一一佐がやっと陸将補に昇任しましたね。陸幕厚生課長を2年勤めていましたが、もう私自身、3年くらいやっていた感じでちょっとした苦労人にも思えました。ちなみに連隊長がエリート部隊の指揮官でもあり、吉田陸将補の地元金沢の第14普通科連隊長での勤務で連隊長勤務時は北陸新幹線の延伸前で所謂金沢フィーバーで盛り上がっていた時期でもひたすら任務達成に尽力されていました。
後、次期陸幕長人事はやはり西部方面総監の本松陸将かな。東北方面総監の上尾陸将だと君塚陸将以来の陸幕長誕生ですが、今までのジンクスと統合幕僚副長経験のある本松陸将でほぼ決まりかな。でも湯浅陸幕長の勇退時期によってもしかしたら30期、あるいは31期の誰かになる可能性もあるかもしれませんね。
東北方面総監は、特別な事情がない限り難しいでしょうねえ。
君塚陸将も、JTFを率いた特別勲功→災害復興支援の陣頭指揮の継続という特別事情があったので、例外的に陸幕長に昇られた位置づけであると理解しています。
もっとも君塚陸将は、そのご人徳、指揮統率能力の高さを示すエピソードには事欠きません。
当たり前ですが、あのクラスまで昇る人であれば誰もが、陸幕長不適任者ということは無いでしょうね!
並木3曹可愛い✨オリンピックコースなら階級のしがらみがないからわしみたいな3佐とも会話してくれるかな。