加藤のキャリアは、中央での1佐以降の補職は防衛と人事であり、出世頭らしい要職を歩んできた。
現場では、第1高射群第1高射隊長や第6高射群司令など、高射部隊での指揮官を歴任している。
特に、第1高射群第1高射隊は習志野に所在し、我が国の精鋭部隊を守り、首都の防空を一手に担う、高射部隊の花形である。文句のつけようのない見事なキャリアという他ない経歴である。
(画像提供:航空自衛隊公式Webサイト)
さらには、こちらの画像だ。
こちらの画像は加藤が航空幕僚監部人事計画課長であった頃、全国の空自部隊から選りすぐりの 美人女性自衛官だけを集め 輝く女性自衛官を集め特集したパンフレットを、国立国会図書館収集書誌部の小熊美幸主任司書に手渡す際のものである。
当サイトでも頻繁にお世話になっている画像の、出元になっているパンフレットだ。
全国の部隊を周り美人を特集するだけでは飽き足らず、さらに国会図書館の美人司書に手渡しで納書するなど、なんと 図々しい 仕事熱心なのか。
ここまでやりきる幹部だからこそ、普通ありえないような出世を重ねるのだろう。まったくもって凄い男である。
最後に、同期である36期の動向について少し見ておきたい。
36期は、2017年夏の将官人事で最初の空将補が選抜された年次にあたる。
そのためまだ数が少ないが、空将補が出世頭であり、2018年6月現在で以下の幹部がその任にあたっている。
鮫島建一(第36期)・第3航空団司令兼三沢基地司令(2017年8月)
寺﨑隆行(第36期)・第2航空団司令兼千歳基地司令(2017年9月)
門間政仁(第36期)・第6航空団司令兼小松基地司令(2018年3月)
加藤康博(第36期)・第3術科学校長兼ねて芦屋基地司令(2018年3月)
※肩書は全て2018年6月現在。( )は空将補昇任時期。
加藤については、これまでのキャリアや昇任がすでに非常識であった凄い幹部だ。
当然、これまでも活躍し、これからも活躍し続けることは間違いのない最高幹部である。
いったいどこまで昇りつめ、そしてどれほどの要職を歴任していくことになるのか。
その動向には注目し、そして応援して行きたい。
(画像提供:航空自衛隊芦屋基地公式Webサイト)
◆加藤康博(航空自衛隊) 主要経歴
昭和
62年3月 航空自衛隊入隊(第36期相当)
平成
4年3月 幹部候補生一般課程(幹候82期)
15年1月 3等空佐
18年7月 2等空佐
20年4月 第1高射群第1高射隊長
21年8月 航空幕僚監部装備体系課
23年1月 1等空佐
23年8月 幹部学校付
24年8月 航空幕僚監部防衛課
24年12月 航空幕僚監部防衛課業務計画班長
26年12月 航空幕僚監部防衛課庶務室長
27年12月 第6高射群司令
28年12月 航空幕僚監部人事計画課長
30年3月 第3術科学校長兼ねて芦屋基地司令 空将補
この方の経歴からすると、今はなくなりましたが曹候12期の出身ではないかと思います。
おぉ、そうなのですね!
だいごろう様、貴重な情報をありがとうございます!
曹候12期と書きましたが、新隊員の可能性もあります(優秀な方なのでありえないと思いますが)補足
になるかはわかりませんが、但し書きします。仮に曹候出身とすれば、3層に昇進したのが平成元年3
月になります。3曹昇進後3年経過の4年目で部内幹候の受験資格が得られるので、平成4年3月の時点
では3年経過なので、部内の受験資格がありません。ですから経歴にあるように部外幹候を受験して
部外幹候82期なのだと思います。ところで、ご存知とは思いますが部外幹候の受験可能な年齢は22才
からの筈ですが、では何故前年の入校ではないのか?の疑問が多少あると思いますが、実は平成元年
からだと思いますが、部外幹候の受験資格の大学卒業がなくなりました。ですからこの方のプレスリ
リースの高卒に管理人さんも驚かれているのだと思います(因みに私も驚きました)
だいごろう様
貴重な情報を改めて、ありがとうございました!
いえいえ、私など全然情報に詳しくない上に、人事の制度が何度か変わっていることもあるので、
「当時のルールがわからない・・・」
ということがしょっちゅうあります。
そのため、このような情報はとてもうれしく、参考になります。
勉強になりました、ありがとうございました。
これからも宜しくお願いします!
女好きとのうわさ
イケメンですから、そんな噂もたちそうです(笑)