植森が航空自衛隊に入隊したのは平成3年3月。
1等空佐に昇ったのは22年1月なので、35期組1選抜(1番乗り)となるスピード出世だ。
1佐に昇任後は中央での勤務が多く、またブルー出身のパイロットらしく広報室長まで務める多才ぶりを発揮。
そして、久しぶりのパイロットの現場となる現職に、平成29年8月に着任した。
(画像提供:航空自衛隊新田原基地公式Webサイト)
そして、この楽しそうな植森の様子である。
この一枚は、2018年4月13日に新田原基地で開催された、春の基地団結会の様子だ。
生ビールサーバーを背負って若い隊員にビールを注いで回っている司令の姿など、おそらく航空自衛隊でしかありえないショットではないだろうか。
バーベキューを楽しむなど、相当羨ましい光景が広がっている。
しかもよく見ると後ろには、救急車まで見えるではないかw・・・さすが、勇猛果敢支離滅裂である。
それにしても、植森のこの楽しそうな表情は本当に格別だ。
かつてブルーの翼で日本中をわかせた男の、本当に素敵な年のとり方である。
こんなキャリアの積み方をしていきたいと誰もが願うような、そんな経歴に思えてならない。
それにしても、植森の横顔はどこか、麻生財務大臣(2019年5月現在)に似てなくもない気がする・・・。
そういえば植森も福岡出身。。
最後にその、植森を含む35期の人事の動向について見ておきたい。
35期は、2016年夏の将官人事でに最初の空将補が選抜された年次にあたる。
そして2019年5月現在で空将補の任にあたっているのは以下の幹部たちだ。
熊谷三郎(第35期)・北部航空方面隊副司令官(2016年7月)
亀岡弘(第35期)・防衛監察本部監察官(2016年7月)
船倉慶太(第35期)・第1輸送航空隊司令(2017年12月)
稲月秀正(第35期)・第9航空団司令兼ねて那覇基地司令(2017年12月)
福田隆宏(第35期)・第5航空団司令兼ねて新田原基地司令(2018年8月)
※肩書は全て2019年5月現在。( )は空将補昇任時期。
以上のようになっており、まずは熊谷と亀岡が、35期の航空幕僚長候補として抜け出している状況と言って良さそうだ。
この両者には今のところ差はほとんどなく、今後も切磋琢磨しながらともに空将に昇り、より重い責任を担っていくことになるだろう。
ちなみに熊谷は、2018年7月31日まで第5航空団司令兼新田原基地司令であった。
植森とは同期のパイロット同士で、短い間ではあったが、厳しくも楽しい任務を過ごせたのではないだろうか。
そして植森については、そのキャリアから考えておそらく今後も、後進を育てるポジションで要職を重ねていくことになるのではないだろうか。
元ブルーのパイロットと言う意味でも、その活躍からは目を離さず、そして応援していきたい。
※文中、自衛官および関係者各位の敬称略。
(画像提供:2枚ともに航空自衛隊公式Webサイト)
◆植森治(航空自衛隊) 主要経歴
平成
3年3月 航空自衛隊入隊(第35期)
3年9月 航空教育集団付
7年3月 第7航空団
11年月 第4航空団第11飛行隊(ブルーインパルス)
14年月 第8航空団
年 月 幹部学校付
年 月 航空幕僚監部防衛課
年 月 第6航空団第306飛行隊長
22年1月 1等空佐
年 月 幹部学校付
年 月 航空幕僚監部運用支援・情報部運用支援課部隊訓練第1班長
25年3月 北部航空方面隊防衛部長
27年3月 航空幕僚監部総務部総務課広報室長
29年8月 飛行教育航空隊司令
先日、首都圏上空を飛行したブルーのことを思い出しながら、興味深く拝読しました。
麻生大臣の件で吹きました。
浦◯さん、何してるんですか?
( ゚∀゚)